「卒塔婆小町」という能の作品があるらしい。
杖をつき落ちぶれた姿の老婆こそ、かつて絶世の美女と謳われた小野小町だったという物語。
その老婆に憑りついて狂わせるのは、99夜小町のもとに通い詰めたすえに命を落とした深草少将だったというオチだそうですが、人生の因果とはなんともはや、、、
これは、帰ってきて何気に開けたワインを入れている棚にあった「眠れないほどおもしろい百人一首」の最初に登場した「花の色は 移りにけりな いたづらに、、、」という小町の歌の見立てから。
もう一つ、平安時代を代表する名うてのプレーボーイ在原業平朝臣、一説によれば、若い娘から99歳の女性まで3,733人と枕をともにしたとのことですが、、、
そんな業平にも実らぬ恋に身を焦がした、ロミオばりの行状があった、それが「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川、、、、」という歌の背景にあり、神代も聞かない美しさと、恋焦がれた人を表現していると。
なに!?百人一首って、というか、和歌ってすごいじゃん!
このことってとても不思議ですが、石原美和さんから声をかけていただいた音楽朗読劇「また君に恋してる。」から帰ってきて、ちょっと酒でも飲もうかなんて、ワインを入れている棚を開けたら、そこにあった本。
それを開いての最初の二首が小町と業平、これが、朗読劇に見事にリンクしちゃってた。
男と女の関係って様々で、ある人に言わせればソウルメイトと言われる理想的なカップルは1,000組に一組あるかなし、でも、今日の朗読劇、やっぱりソウルメイトなのかな?
それに気が付いたってことが、めちゃステキだなあと最後に涙を誘う、これとてもよかった!
今夜も6:30から、お休みの夜、忘れかけている心のときめきに触れてみるいい機会になるかも。
場所は、松江市幸町の洞光寺、僕が中学生の時、恋した同級生はここの娘さんでした(*^^*)