向日葵は象さんの耳をたくさんつけている。風が吹いてくるとアフリカ象の耳が裏返るのが見える。茎の上のあたりに行くにつれて耳は子象の耳になる。中くらいの高さにいる耳は美しい絵美さんの耳をしていて薄緑り色をしている。触るとやわらかそうだが、三郎は我慢をした。
向日葵は象さんの耳をたくさんつけている。これだけたくさんの耳だから、宇宙の果てのアイラブユーメールをもキャッチしているはずだ。なあんだ、たくさんの重たい耳はそのためだったのか。四方のアイラブユーを聞いてとろんとろんとして居眠りを始めた。今朝は曇り日。太陽がときおりウインクをして笑っている。
向日葵は象さんの耳をたくさんつけている。アイラブユーを聞くのが好きなのだ。人間の何倍も好きなのだ。アフリカ象の耳はふたつ。向日葵の耳は16枚。欲張りなんだ。愛されているということを聞いてうっとりするだけの耳だったら、16枚が32枚だっていいと言って、夏風に裏返ってふざけてみせた。
向日葵は象さんの耳をたくさんつけている。これだけたくさんの耳だから、宇宙の果てのアイラブユーメールをもキャッチしているはずだ。なあんだ、たくさんの重たい耳はそのためだったのか。四方のアイラブユーを聞いてとろんとろんとして居眠りを始めた。今朝は曇り日。太陽がときおりウインクをして笑っている。
向日葵は象さんの耳をたくさんつけている。アイラブユーを聞くのが好きなのだ。人間の何倍も好きなのだ。アフリカ象の耳はふたつ。向日葵の耳は16枚。欲張りなんだ。愛されているということを聞いてうっとりするだけの耳だったら、16枚が32枚だっていいと言って、夏風に裏返ってふざけてみせた。