おはようございます。
5時過ぎにうっすら夜が明けます。するともうニイニイゼミが鳴き出します。鳴きだしたら止まりません。ずっとずっと鳴き通しています。
生きている間の全部を注ぎ込んでラブソングを歌っている夏の蝉。聞いている恋人たちもさぞや嬉しかろ。
ラブソングが歌えない三郎とは大違いだ。愛を歌えない三郎に、従って、どんな魅力も付かない。
こちらの耳にはどの声もミーンミーンミーンと同じようにしか聞こえてこないけれども、それだけでは女性のハートは射止め切れまい。
いや、射止めているかもしれない。「好きだよ」「好きだよ」の繰り返しだけで、その熱意が相手にちゃんと通じているかも知れない。
だったら、三郎にも可能性が少しは出てきそうだ。
「嫌いだよ」「嫌いだよ」の否定語に囲まれているよりもやはり「きみが好きだよ」の愛情表現に一日中浸っていれば、頑ななこころでもじわりじわり開いてくるだろう。
「きみが好きだよ」の「きみ」がいなくったっていいではないか。「きみ」のところにさまざまなものを代入できそうだ。
「森が好きだよ」「空が好きだよ」「星が好きだよ」「夏が好きだよ」・・・なんだっていい。「好きだよ」のこころが開かれていればそれで十分のような気もする。
5時過ぎにうっすら夜が明けます。するともうニイニイゼミが鳴き出します。鳴きだしたら止まりません。ずっとずっと鳴き通しています。
生きている間の全部を注ぎ込んでラブソングを歌っている夏の蝉。聞いている恋人たちもさぞや嬉しかろ。
ラブソングが歌えない三郎とは大違いだ。愛を歌えない三郎に、従って、どんな魅力も付かない。
こちらの耳にはどの声もミーンミーンミーンと同じようにしか聞こえてこないけれども、それだけでは女性のハートは射止め切れまい。
いや、射止めているかもしれない。「好きだよ」「好きだよ」の繰り返しだけで、その熱意が相手にちゃんと通じているかも知れない。
だったら、三郎にも可能性が少しは出てきそうだ。
「嫌いだよ」「嫌いだよ」の否定語に囲まれているよりもやはり「きみが好きだよ」の愛情表現に一日中浸っていれば、頑ななこころでもじわりじわり開いてくるだろう。
「きみが好きだよ」の「きみ」がいなくったっていいではないか。「きみ」のところにさまざまなものを代入できそうだ。
「森が好きだよ」「空が好きだよ」「星が好きだよ」「夏が好きだよ」・・・なんだっていい。「好きだよ」のこころが開かれていればそれで十分のような気もする。