但行礼拝。たんぎょうらいはい。
相手を拝むというたった一つの行をすることを、そう言う。
*
荒行をしなくてもいい。経文の意味を知らなくともいい。
相手を礼拝するというこころの姿勢を保つだけでいい。
*
他者を礼拝するに値しない人としていたわがこころの慢心を捨てる。
値する、値しないの判断を捨てる。
これは仏道修行の菩薩行である。
こうすれば、わたしを高い位置に置かないでいられる。わたしに巣くう慢心を捨てられる。
*
慢心がわたしのこころに巣くう。この慢心を掃除する。
だから、但行礼拝は但行清掃でもある。
*
こころの掃除はなかなかできない。
そこで雑巾もて床を拭くのだ。箒で庭を掃くのだ。
形を借りるのだ。箒で庭を掃き清めるのだ。
この掃除行を貫いてお釈迦様の十代弟子の一人に数えられた人が居た。
*
日々に埃が積もるように、日々に慢心が積もる。恐ろしい。
慢心の巣窟の己というのは恐ろしい。
相手を拝むというたった一つの行をすることを、そう言う。
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荒行をしなくてもいい。経文の意味を知らなくともいい。
相手を礼拝するというこころの姿勢を保つだけでいい。
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他者を礼拝するに値しない人としていたわがこころの慢心を捨てる。
値する、値しないの判断を捨てる。
これは仏道修行の菩薩行である。
こうすれば、わたしを高い位置に置かないでいられる。わたしに巣くう慢心を捨てられる。
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慢心がわたしのこころに巣くう。この慢心を掃除する。
だから、但行礼拝は但行清掃でもある。
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こころの掃除はなかなかできない。
そこで雑巾もて床を拭くのだ。箒で庭を掃くのだ。
形を借りるのだ。箒で庭を掃き清めるのだ。
この掃除行を貫いてお釈迦様の十代弟子の一人に数えられた人が居た。
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日々に埃が積もるように、日々に慢心が積もる。恐ろしい。
慢心の巣窟の己というのは恐ろしい。