僕の夕方の即興詩 「おっかあと言ってみる」
おっかあと言ってみる/するとたちまち/四つの音がおっかあになる/喉から声に出した音が/Uターンして/耳に戻って来る/そこでしばらく/音のおっかあになっている
小学校一年の時/学校から帰ってくると/畑に行って/いきなり抱きついていた/まさにそのおっかあになっている/畑仕事をしていたおっかあの/汗の臭いがして来る
もういちど/おっかあと言ってみる/静かに
77歳になっているこどもだから/静かに静かに
僕の夕方の即興詩 「おっかあと言ってみる」
おっかあと言ってみる/するとたちまち/四つの音がおっかあになる/喉から声に出した音が/Uターンして/耳に戻って来る/そこでしばらく/音のおっかあになっている
小学校一年の時/学校から帰ってくると/畑に行って/いきなり抱きついていた/まさにそのおっかあになっている/畑仕事をしていたおっかあの/汗の臭いがして来る
もういちど/おっかあと言ってみる/静かに
77歳になっているこどもだから/静かに静かに
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阿弥陀様のおっぱいの話をしました、先のブログで。
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おっぱいのお乳を飲むのは赤ん坊です。
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わたしたちは生まれ変わって赤ん坊になっています。
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こちらでは娑婆人間として生まれましたが、そちらでは浄土人間(=菩薩)として生まれます。
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赤ん坊はどちらでも産んだお母さんお父さんが世話をしますす。
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死後の世界のお父さんお母さんの役割をして下さるのが阿弥陀様です。菩薩も多数いらっしゃいます。十方無量の諸仏もいらっしゃいます。みなさん取り巻いておられます。
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わたしたちはそこで(仏国土で)すくすくと成長を遂げて行きます。安心です。
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とまあ、そうであったらいいなあということを書きました。行ってみないと分かりません、これは。
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阿弥陀仏が建設された仏国土の極楽浄土は、西方十万億仏土を過ぎた彼方にあります。(阿弥陀経という経典にそう書いてあります)
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この仏国土に往生成仏することになっています、わたしたちは誰もが。
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西方にある十万億の仏国土を超えたところにまで移動しなければなりません。どうやってそれが可能なんでしょう?
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死んでからはもう、これまでずっとわたしたちのいのちの乗り物をしてくれた肉体はありません。肉体を離れたら、わたしたちは意識だけのいわば裸の状態です。
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だからそこまで到達するには別の乗り物が必要になっています。
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でも、大丈夫。此処まではお迎えが来ることになっています。阿弥陀様が無数の菩薩様といっしょにわたしたちをお迎えに来られます。
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阿弥陀様は<超特急電車阿弥陀号>にわたしたちを乗せて下さいます。空間時間瞬間移動ですから、わたしたちは眠っている暇もありません。すぐに到着します。
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楽しみです。
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心配は要らないのです。死後はみな阿弥陀様が引き受けられます。此処から後はすべて阿弥陀様のお仕事なのです。
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あまりの瞬間移動なので、到着後しばらくはわたしたちはまだ娑婆世界の思い出を忘れられないでいますが、それもしばらくです。赤ん坊が生まれて来たときと同じです。阿弥陀様のおっぱいを吸って安心します。そしてすくすくと健やかに仏の国での成長を遂げます。
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と、まあ、自信ありげに書きましたが、もちろんこれはわたしの推測の域を出ません。あしからず。わたしの信心の領域の内側の推測です。
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<山越えの阿弥陀>という絵があります。お迎えに来て下さる阿弥陀様を描いてあります。
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佐賀の銀行で1万円を振り込むと、東京の銀行で瞬時に1万円が引き出せます。あの原理が適用されると、いまの科学文明でも瞬間移動が可能です。
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有明海産のクチゾコという魚を買ってきました。細長です。ヒラメに似ています。あんなに横長ではありませんけど。目が二つ上についています。白身の魚です。煮付けが大好きです。今夜料理してもらえそうです。これで酒が美味しく飲めます。ふっふっふです。
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ちょっと高価なので、いつもいつも食べられるわけではありません。今日はお祝いです。今朝、新聞の読者文芸、詩の部門で珍しく3席に入賞していました。誰も祝ったりしてくれないので、自分で自分に褒美を上げることにします。
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クシャミが止まりません。風邪の引き始めなのかもしれません。連発しています。誰も近くにはいません。冷え込んでいます。防寒着をもう一枚引っかけました。
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風邪はイヤです。乗り越えなければなりません。小さい頃、風の引きがけに、母親が卵酒を飲ませてくれていたのを思い出します。ぷうう~んとお酒の匂いがしました。
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でも、有り難いことに、風邪はこの数年引いていません。発熱も、去年1月にコロナ感染したとき以外はありません。卵酒はもう飲む気がしませんが、卵綴じのように濃い母親の愛情は、この年齢になってもなおもう一度もらってみたい気持ちです。
久しぶりの久しぶりにラーメン屋さんに行きました。店は繁盛していました。おいしいと評判の店です。豚骨味のラーメンを食べました。こってりした味です。
これまで食べていたのは500円~550円くらいでしたが、今日のは700円しました。う~ん。麺だけではもったいないと思って、スープも(ちょっとだけ残して)飲んでしまいました。お爺さんには栄養過多になったかもしれません。
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もうすぐ午後4時になります。退屈だったので、外に出ました。寒い風の吹く外に。しばらくそこで遊びました。
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午前中に苗物屋さんに行って、合計8個の花苗を買ってきました。みな春に咲き出す花の苗です。それを花壇に植えつけて遊びました。水遣りをして終わりました。退屈が少し退いて行きました。
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外に出たわたしを目敏く見つけて、例の人好きジョウビタキさんが30cmほどの近くにまで来ました。無視すると、「わたしを見て、顔を上げて見て見て」というようにちっちっちっと鳴きます。手を差し出せば手に乗ってきそうでした。
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餌を食べに来ているようでもありません。ただただ人間に興味があるみたいなのです。おかしな鳥です。わたしは餌付けをしているわけでもありません。もしかしたら、耳にした何か大事な秘密でもこっそり教えたいのかもしれませんね。
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毎日、わたしを待っていてくれるのは小鳥さん。ありがたく思います。
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退屈だなあ。1月7日の冬の寒い日。冷たい風がヒューヒュー吹いているので、寒がりのお爺さんは畑にでも出ていけない。
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で、YouTubeで静かな音楽を静かに聴いて慰めています、一人で一人を。温かい炬燵に入って。でも、退屈は拭えません。
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読書をすればいいのですが、それも億劫になっています。読書にも身が入りません。どうすればいいのでしょう。我が身を持て余します。
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お爺さんには仕事がありません。仕事がある人は仕事に精を出しておられるから、こんな悩みはないでしょう。馬鹿げて見えるでしょうね。
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いま午後の3時です。雨は降っていませんが、天気がぐずついています。夕ご飯までにはまだ3~4時間あります。外に出て雀に屑米の餌を撒いてきます。
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金田たつえさんの「花街の母」がラジオで流れてきました。歌がうまいなあと思いました。
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で、ネット検索して歌詞を書き留めて、お爺さんのわたしも歌って見ました。誰も居ないところで。泣けました。
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花街という所は料理屋、芸者屋、遊女屋が多く軒を並べている町らしい、辞書によると。
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3番に「宵に褄取る」という歌詞がありましたが、ここの意味が分かりませんでした。辞書を引いても。
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演歌はいいですね。人の情けが沁みています。悲しい辛い暮らしが美しい歌になっています。
わたしの書いた今月の詩 「湖」
いい一日でございました/海に沈んでいく日が言いました
続いて赤い空が言いました/同じことを
沈黙を破って山も同じことを言いました/椎の木樫の木もそう言いました
一日の終わりにそんなふうに/生きているみんなが声を合わせ/はっきりと断言するのなら/これは絶対間違いはあるまい/小心者の湖は/やっと嬉しくなって/小さく光の波を立てました
そしてそれから/順番のラストを飾って/みんなと同じことを言いました/ただし一番力強く言いました/いい一日でございました/と
日はたっぷりとたっぷりと/暮れていました/北極星が高い高いところで/一等美しく輝いておりました