毎年この期間になると必ず非日常的な空間を求めに島旅をしている。
去年は小笠原、今年は伊豆諸島の中でまだ行ったことのない、御蔵島。
御蔵島に上陸できれば、青ヶ島も含む伊豆諸島全部制覇したことになる。
同じ山口県出身で2番目の故郷はタヒチだという、聴者のNoriNoriさんも青ヶ島の秘境旅でお伴したことがあり、今回も御蔵島の秘境旅を誘った。
出発の2週間前、旅行社でチケットを購入したところ、「御蔵島は通年条件付き寄港で港の状態が悪ければこの先の八丈島に流されることもあります」とのことだった。
7月23日といえば、梅雨明け直後なので、間違いなく寄港できるはずだと気にせず、民宿に宿泊とドルフィンスイム(イルカウォッチング)をセットで予約。
★御蔵島の基本情報★
東京から南へ200キロ、三宅島から南へ18キロ離れた、周囲16キロの小さな島。
平成大合併が進んでいるさなか、一島一村制を守っているせいか、自治体は「東京都御蔵島村」。(式根島だけは新島の一部なので、新島村式根島と名乗っている)
人口約270名は日本一ミニ自治体の青ヶ島村の約200名に次ぐ2番目。
交通手段は・・・・(2006年7月現在)
もっともポピュラーなのは、東京竹芝から発着している東海汽船の「かめりあ丸」
東京竹芝22:30→御蔵島翌朝6:05 (通年条件付)
御蔵島 13:25→東京竹芝 21:00 (通年条件付)
羽田空港7:45→八丈島8:30 ANA
八丈島10:25→御蔵島10:50 東京アイランドシャトル(9人乗りヘリコプター)
御蔵島15:25→八丈島15:55 東京アイランドシャトル(9人乗りヘリコプター)
八丈島17:30→羽田空港18:15 ANA
羽田空港~三宅島 ANAのプロペラ機、三宅島~御蔵島の定期連絡船(伊豆諸島開発)もあったが、現在は両方とも運休中。
八丈島~青ヶ島間の「還住丸」も青ヶ島ブログによると3週間欠航している。物資輸送は貨物船の黒潮丸しかないのに、三宝港の状態が悪く、そのまま竹芝に引き返したらしい。
御蔵島も上陸できれば奇跡、帰りも条件付きなので、八丈島発東京行きの船が寄港できなければその日のうちに帰れなくなる可能性もある。
そんな秘境なところに旅するには帰れなくなることを覚悟しなければならないが、今までの経験では7月の梅雨明け直後は定刻とおり就航しているので、その心配はなさそうだ。