「駅すぱあと」はWindows3.1時代からずっとお世話になっています。
昔は単に鉄道・飛行機の距離や運賃検索だけでしたが、最近はずいぶんとパワーアップし、な、な、なんと・・・「青ヶ島」まで登録されていました。
もちろん伊豆諸島・小笠原、沖縄や長崎の小さな島々までも網羅されています。 試しに aoga・・・を入力すると、駅名一覧候補が出てきます。
青ヶ島ヘリポート、しかも「三宝港」までも出てきたのは驚き。
(※三宝港は「青ヶ島港」を意味します)
青ヶ島から小笠原・母島に行くのに、交通手段は・・・? 青ヶ島ヘリポート-八丈空港-羽田空港-浜松町-東京竹芝-二見港-沖港。
時刻表も対応しているので、週に1便しかない東京発の「おがさわら丸」に合わせて10月28日(火曜日)出発、という結果になっていました。
10月28日(火曜日) 9:45 青ヶ島ヘリポート発
10月30日(木曜日)14:40 母島沖港 着
片道 57,250円
都内の移動だというのに53時間(2日以上)、6万円近く。
青ヶ島から母島まで直線で680キロだというのに、いったん東京を経由するため1000キロ程度のロスになっています。 沖港から日本最西端の与那国へは・・・と検索すると、瞬時に出てきました。
「おがさわら丸」は父島で3日も停泊するので、11月2日(日曜日)発になっています。
母島から与那国まで53時間、羽田から飛行機なので、運賃は片道77,840円!!
日本は小国だと言われていますが、海外に行くよりも日数もかかり、運賃も高額ですね。 東京駅から上越新幹線で日本海側に行き、わが故郷の山口をまわって、山陽・東海道新幹線で東京駅に戻るようにひと筆書きの切符を作るとしたら、
東京都区内 → 東京都区内
経由:東京・新幹線・長岡・信越・北陸・西敦賀・小浜線・舞鶴線・山陰・山陽・新下関・新幹線・東京
距離は2452.2キロ、乗車券 22,890円 新幹線も含む特急料金等 23,800円。
「駅すぱーと」は途中の駅を4ケ所しか指定できないため、要求とおりにするには「長岡、倉吉、長門市、川棚温泉」を入力。
航空は利用しない、JR線優先などの条件設定をすれば自動的に計算してくれる、優れものです。
稚内→枕崎
経由:宗谷・函館線・千歳線・室蘭線・静狩・函館線・海峡・東北・八戸・新幹線・博多・鹿児島線・新八代・新幹線・鹿児島中央・指宿枕崎
乗車券 28,980円
(「みどりの窓口」のマルス端末で発券したときの経由印字(想定)。
昔の乗車券を見ると、経由欄が「東北・海峡・函館線・旭浜・千歳線」。
旭浜ってあったっけ?と調べると、なんと2006年3月18日廃止になった)
廃止まで、道南と道央を移動する場合のメインルートである室蘭本線経由(いわゆる「海線」)の乗車券では経由欄に「旭浜」と表示されることが多く、直接の利用者が少なかったのに反して目にする機会が比較的多い駅名であった。 (Wikipediaの記事より)
ルートが複数ある場合、分岐してから最初の駅名になるので、あえて「静狩」。
稚内から普通列車に乗らず、鹿児島中央まで特急と新幹線に乗り継ぐと、料金は通常期24,620円
(内訳は スーパー宗谷・北斗・白鳥・はやて・のぞみ・リレーつばめ・つばめ)
稚内を朝7時10分に出発、東京駅に22:08到着、1泊して翌朝の6時発、枕崎には18時9分。およそ35時間かかってしまいます。
全国ではないが、一部の路線バスも収録。
武蔵五日市駅~数馬(檜原村)のバス情報も載っていました。
檜原村は難読地名がいっぱい。
停留所名にマウスを近づけると、読みがなも出ます。
「人里」(へんぼり)、「出畑」(いずばた)、「笛吹」(うずしき)、「戸貫」(とづら)、「神戸岩」(かのといわ)・・・。
檜原村の道路標識は漢字の下に読みがなをローマ字で綴られていて、とても親切。
あの漢字はなんと読むのかな~と何回も檜原村に通い続けるとおのずと頭の中にインプットできそうです。
「みどりの窓口」と対等な機能(新幹線から特急に乗り継ぐときは特急料金は半額、繁忙期、通常期、閑散期ごとの設定、細かなルート候補)に加え、船や路線バスまでも調べられる「駅すぱーと」さえあれば、机上旅行ができそうです。