またもや「青ヶ島」で検索しても出てこなかった、最近出たばかりの本をご紹介します。
「宮本常一が撮った昭和の情景 下巻 昭和40年~昭和55年」
毎日新聞社 ISBN 978-4-620-60640-8 定価 2800円+税
2009年6月10日発行
宮本常一氏は1907(明治40)年、山口県の周防大島に生まれる。
1955(昭和30)年から亡くなる直前の1980(昭和55)年までに35ミリフィルム約1600本、10万点あまりの写真を撮影。
残されたフィルムは長男が1999(平成11)年に周防大島町に寄贈され、周防大島文化交流センター所蔵。
昭和41(1966)年7月22日~27日の間に八丈島と青ヶ島の様子を撮影されたものが載ってあります。 「黒潮物語」は昭和25(1950)年から昭和36(1961)年の様子だが、こちらの写真は昭和41(1966)年7月27日、東京に出発する直前の三宝港の様子だと思われる。
昭和30年代だと、ただの船着き場の風景だったのに、昭和40年台に入ると、ようやく小さな桟橋のようなものが出来ています。
左に見える大きな岩は今のようにまだコンクリートで埋まっていません。
昭和30年代だと船が年に4~5回来なかったのに、昭和40年以降はこの島にわたるのも容易になった、と書かれています。
今から100年も前(1865年頃)は1年も機会を待ち続けても、ついに来なかったということさえあったらしい・・・。
昔は非常に大変だったらしいだが、今だと天候が良ければ都心から日帰りも可能だ。
2009年6月現在のダイヤ(ヘリと船両方動いていれば・・・)
東京羽田 ANA821便 7:45 → 八丈島 8:35 12,500円(特割)
八丈島 東邦航空11便 9:20 → 青ヶ島 9:40 11,210円
青ヶ島 還住丸 13:30 → 八丈島 16:00 2,380円
八丈島 ANA830便 17:10 → 東京羽田 18:00 12,500円(特割)
合計 38,590円
旅費4万近く、わずか4時間の滞在ははもったいないので、秘境探検や観光も兼ねて民宿で2泊程度がお勧めです。