太海(ふとみ)という地名は10年以上前、房総半島電車旅で初めて知った。
「太海駅」の字は私のような太った人(?)にとっては何だか嫌味に見えるような感じだった。
その駅のとなりは「江見(えみ)駅」。女性の名前なので、「つぎはえみです、えみ~」という放送があれば、エミさんが「私を呼んだ?」と錯覚するような駅です。
今回は台風接近に伴う大雨なので、駅舎探検は断念。
房総半島のJR線は昭和時代の古めかしい電車が走っているのですが、今年の10月から新しい電車が順次導入されます。
(新しい電車といっても、京浜東北線のお下がり)
首都圏で最後まで残っていた、ボロ国鉄電車王国ももうすぐ崩壊。
「昭和は遠くなりにけり・・・・」
京葉線も中央線と同じ最新型に置き換えられ、京葉線から乗り入れる電車も新型になります。お下がりが大好きな千葉支社に新型が入るのは何十年ぶりらしい。
昭和30年代から「スカ色」と呼ばれていた電車も見られなくなり、房総半島をイメージする青と黄色のラインが入った新しい電車に主役を譲ることになりそうです。 磯の宿そとぼうのフロントは国道に面した 4階。
海岸の断崖絶壁にへばり付くような構造なので、階段を下りると「3階」、「2階」・・・になります。
客室も迷路のようになり、案内されたのは突き当りの部屋でした。
「うわっ!!すごい!いい眺めだ!」
台風さえ来なければ・・・・
この風景は太平洋の青々しい海だったかも知れない。 部屋は畳の2部屋とトイレ、お風呂付き。
浴槽は少し小さめなので、1階の大浴場または4階の貸切露天風呂を利用したほうがよさそうです。
夕食は部屋まで運ばれる「部屋食」でした。
地元鴨川産の三点盛り。
サザエのつぼやき。
オプションとして 伊勢海老やアワビの踊り焼きもあったが、私はいたって普通の貧乏庶民なので、そこまでオーダーする余裕はなかった・・・。
アサリ酒蒸しでも納得いくほどの美味しさ。
食事の進捗を見ながら次の料理が運ばれてくるので、次は何だろう?と楽しめる、部屋食の醍醐味。