とんだ赤っ恥なので、ここでは書かないことにしようと思っていたのですが、国王様のツイッターやブログに
「ウチの父、食器棚の扉の角に思い切り頭を打って5針縫ったらしい。FaceTimeで父の様子見ようとしたら、恥ずかしいからと出てくれんかった。大事にならんでよかったわ。 」 と書かれていますな。
そうです・・・・。我が家の夕食後は淹れたてのコーヒーとデザートが定番。
言わなくても、ドックおじさん(父)が皿洗いのあと、ルンルン気分でコーヒーを淹れて、甘いデザートを用意してくれる。
糖尿病や肥満の原因になるので、そんなものは用意しなくてもいいじゃないかと前からずっと思っていたのですが、せっかく用意してくれるので、じゃあ、いただくということになったのです。
13日の夜7時からの不可思議番組で開かずの金庫が出ていました。
コーヒーを淹れる準備をしていた、ドックおじさんが「コーヒー豆がないな」とつぶやき。
開かずの金庫のほうが面白くて、コーヒーところじゃないと無視してしまいました。
奥からわざわざ踏み台を持ってくる姿が・・・。わかっていても、視線はテレビへ。
人間の第六感が働き、「不吉なことが起きますよ、阻止したまえ!」とすごく感じていたのですね。
でも、テレビの面白さにはまってしまい、まさか踏み台で大事故が起きるのは全然思っていませんでした。
と、そのとき、地震が起きたかように、どどどどどーんと大きな地鳴りが・・・。
テレビに凝視していたハン尚宮(母)もすごくビックリし、目を合わせた。
「何なんだ?」と地鳴りしたほうに駆けつけると・・・・ドックおじさん(父)が豹変。鮮血が飛び散り、血がポタポタポタ・・・・と。
すごく心臓が止まりそうになり、ファックスの下に備え付けておいた緊急ファクス用紙を取り出してみるか、ろう者向けの警察通報ファックスしかない。まさか、我が家では救急車を呼ぶはずがないと思っていたのか、用意していなかったのだ。
119番でもファックスで送れるはずだが、我が家ではNTT固定電話ではなく、050から始まるインターネットのIPフォンなので、119番はつながらない。
(ファックス110番は県警のNTT固定電話番号)
すごくパニックになったのですが、冷静になって、よく考えてみる。
少し離れたところに消防署の分署があるので、うちのクルマに父を乗せて、分署に駆け付けたほうが早いかも!!と思いつき、連れ出そうとすると、「救急車なんか呼ばなくていいわい!!」と。
とりあえず、クルマを出したのはいいのだが、前のクルマは速度を守っていて、遅すぎる!!早く進め!!!とクラクションを鳴らしたり、パッシングするのはナンセンス。焦る気持ちを抑えつつ、やっと分署に到着。事務室に駆けつけ、置いてあったメモを取り出し、「戸棚の角にぶつかり、出血が止まりません」とあわてて震えるかような字で書いた。その後のやりとりはあまり覚えていませんが、「クルマにいますので、見てください」と最後に伝えたと思います。
その場に居合わせた隊員たちがいっせいクルマのところまで急行し、包帯などで止血処置。
隊員たちが付近の救急病院をリサーチ。
「救急車に乗って行きますか?それともあなたのクルマで行きますか?」と聞かれましたが、救急車は治療が終わるまで待ってくれないのは知っていましたので、「私のクルマで行きます」と返事。
「あなたのクルマは一般車両ですので、救急車のうしろを走ることはできません。搬送先の病院が決まったら、お知らせします、しばらく待ってください」
赤い回転灯とサイレンを鳴らしながら出発するのを見送りました。
しばらくしたあと・・・「搬送先は10キロ先の病院です。場所はわかりますよね?急がず、ゆっくり行ってください」
病院の名前は聞いたことはあるのですが、何もないのどかな田舎に忽然と現れる大きな建物の病院です。24時間体制で救急を受け入れるところだとは思わなかった。
あとで知ったのだが、切らずにガン治療のできるガンマナイフまで備えているところでした。
救急受付窓口に駆けつけると、「脳に異常はないか、精密検査を受けているところです。腰掛にかけて待ってください」とのこと。
私だけではなく、救急車で運ばれた家族の方も数人はいました。
1時間くらい待ったでしょうか・・・・。やっと対面。血まみれだったのを、看護師さんたちがきれいに拭き取ってくださったそうです。
「脳をスキャンした結果、異常はありませんでした」。
「何針だったでしょうか?」と聞くと、
「5針でした」とのこと。
5針は、かなり大きな傷口。頭上の扉を開けっ放しにしておきながら、踏み台で思いっきり、ぶつけたらしい。
不吉なことが起きますよ、阻止したまえ!!と感じたのは誰からの声だったでしょうか。
素直に反応すればよかったのに、テレビにはまってしまったのは情けない。
今日も半休を取り、昨日と同じ病院へ連れて行きました。
「傷口の出血はありませんね。脳内出血の可能性もありますので、しばらく様子を見てください。来週は抜糸になりますので、またいらしてください」とのこと。
頭にガーゼに網のようなものをかぶっていて、見た目は痛々しいですが、昨日とは打って変わり、ピンピンです。
もう2度と起こして欲しくないので、頭上に何かあるか注意深く見守っていかなければ・・・。
いつも我が家のことを想ってくれる、山口県の伯母に紙電話でそのことを伝えると、「13日の朝、湯呑が真っ二つに割ったのですよ。自分に災難が降りかかるかも知れないと自分に注意していたのですが、まさか・・・」とのこと。
その日は、13日、仏滅。
13日はイエスさまが十字架にかけられた日とし、キリスト教徒にとっては忌むべき日です。
仏滅は、お釈迦さまが入滅した日とされ、不吉な日とされています。
そのふたつが偶然重なったかも知れません。何でドックおじさん(父)に災いがふりかかってくるでしょうか。
ドライバーのマナーの悪さは千葉県が断トツです。
今日の出来事なんですが、対向車に右折待ちの車が見えました。直進車は優先なので、そのまま通り過ぎろうと思ったら、いきなり右折しはじめたので急ブレーキをかけるハメに。思わず「気をつけたまえ!!」とクラクションを鳴らすのですが・・・。クルマを運転していて、ヒヤッとすることが何度も。
明日は何か起きるのかわかりません。日頃から注意力深く行動しようと思います。