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三芳村の百姓屋敷じろえむ

2011-10-06 00:24:24 | 南房総・千葉

 政右ヱ門は何度か登場しているので、今日は初公開の「百姓屋敷じろえむ」。
 昨日の夕食と今日の朝食は豪勢すぎた魚料理ばかりなので、ランチは趣旨を変え、養鶏農家が営む有機野菜のレストランにしました。

 じろえむはテレビで紹介されたことがあり、房総方面に行けたら立ち寄りたいと思っていたことがやっと実現できました。

 完全予約制なので、2日前にファックスで予約。すぐ「お待ちしております」と返事がありました。

 安房郡三芳村は平成大合併により、2006(平成18)年から「南房総市」に変わってしまいましたが、貫禄のある「村」のままでよかったのに。
 千葉県の「村」が九十九里に面した「長生(ちょうせい)村」のみ、人口はおよそ15000人なので「村」とは言い難い。築100年以上の建物が多く残っているホンモノの村は東京都の「檜原村」。

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 10月5日は、あいにく朝から雨でした。
 カーナビに従い、たどり着いたところは「じろえむ」。
 「じろえむ」の由来は江戸時代の10代当主までは「次郎右衛門」を襲名し、屋号が「次郎衛門(じろえむ)」となったとのことです。
 写真は長屋門(通り門)、明治17(1884)年に建設。52坪の2階建て。

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 通り門の奥は母屋。
 約300年前(1700年)建設。大正12年の関東大震災も耐え、昭和45年頃に茅葺屋根にトタンをかぶせる。平成8年に補修・改築。


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 母屋から見た通り門。
 



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 食事のお部屋です。
 

201110060002  先祖代々のお写真と位牌が祀られています。
 この部屋のとなりはテーブル席があります。
 畳の上で座るのが苦手な方なら、リクエストするとテーブル席に変更することもできます。


201110060004  手に取り、出版された年月日を確認してしまいそうですが、やみくもに触るのは畏れ多いので、撮るだけにしました。
 おそらく、戦前の百科辞典かと思います。
 この本だけではなく、江戸時代に出版されたと思われる装丁の古文書も・・・。(用紙を2つ折りし、糸で綴られている本でした)

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 電気冷蔵庫が普及する前の、氷で冷やす木製の冷蔵庫。
 (大正時代から昭和30年代くらいまで)



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 足踏み式ミシン。
 



201110060005 お待ちかねのお料理。メニューはおまかせ御膳しかなく、1500円から500円きざみの4種類。
 1575円、2100円(プラス2品)、2625円(プラス4品)、3150円(プラス6品)。

 素朴な田舎料理になっていますが、どれも無農薬の有機野菜だし、卵焼きが非常に美味しい。

201110060006  プラス6品は超満腹になってしまいそうなので、プラス2品のほうがちょうどよいかもと2100円コースを予約しました。
 プラス1品目は、ゴーヤーと鶏肉ソーセージでした。



201110060007 今度はもう1品が運ばれてきました。
 写真は写るのを忘れてしまいましたが、美味しい味噌も自家製、ごはんはなんとかまど焼きで炊き上げたものです。
 昔ながらの味を堪能できました。本当にごちそうさま~!!


201110060012  
 帰るときにわざわざ駐車場まで見送りに来てくれた、ワンちゃん。
 放し飼いになっているようです。人懐こしく、噛まないワンちゃんでした。

 魚ばかり堪能できる、政右ヱ門の帰りに百姓屋敷じろえむでゆったりした田舎時間を味わうとよいかも知れません。

 予約はこちら 百姓屋敷じろえむ

コメント
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