昭和39年頃の、「東京中央局区内」におけるポストから郵便物を収集する写真。
子供のころ、何もない漁村から上京すると、わざわざ東京駅前のポストに投函していました。
田舎の消印より「東京中央」のほうが、日本の頂点に立ったような気分がするからでしょうか。(当時の私から見れば・・・)
ところが、今は民営化されているので、東京駅周辺のポストは「晴海」「銀座」「日本橋」各支店に変わっているようです。「東京中央」の消印を押してもらうのに、直接窓口で。 首都高速開通記念切手の原画。
東京オリンピックが開かれたのは1964(昭和39)年10月10日。
首都高速開通日は8月1日、東海道新幹線も10月1日開通。
この図案をよく見ると、高速の下に日本橋が見えますね。
当時のハガキ料金は5円なので、5円に寄付金5円を付加したオリンピックシリーズの記念切手が発売されました。
10年位前のチケットショップ屋で額面通り10枚セットを50円で販売していたので、たくさん買ってしまいました。
当時の郵便局は記念切手が発売されるたびに朝から並んで買っていたようです。むしろ郵便に使うのではなく、ある程度プレミアムが付くと売る目的もあったようです。
ところが、今は記念切手といっても、チケットショップでは額面割れ(額面より安い)になっています。郵政省の切手は国の収入になり、民営化されても有効。
当時の切手管理はずさんだったと聞いているので、日本郵便事業の収入は実質的にゼロのようです。 書留郵便は印鑑が必要ですね。
当時は国鉄、警察、郵便局どれも似たような制服なので、見分けがつかない。
今だったら、JR各社ごとの特色ある制服、郵便局は「〒」のマークが付く制服なので、はっきり見分けができます。 昭和30年代は切手を夢中になって集める子供がたくさんいました。
出版社も子供向けの切手に関する本もたくさん出版されていたようです。
ローラー消し。
切手がたくさん貼られているときは、まとめてローラーで転がすように消印。
もしかすると、私も昭和30年代の10円記念切手ばかり貼って差し出すので、ローラーで転がってまとめ消しになっているかも・・・。
今の郵便局はスタンプ台のいらない、浸透式になっています。
昔ながらの金属印が使われている郵便局が少なくなってしまいました。
上の直立型よりも槌型で打ったほうが押印スピードははるかに速い。
槌型は郵政省時代の集配局(現在は支店)に配備。