図書館で見つけた本です。2013年7月15日発行、著者は「朴順梨(ぼく・じゅんり)さん。韓国人のお名前なんですが、群馬県出身。
北の最果て、礼文島から日本最西端の沖縄県与那国島の本屋さんや図書館などにインタビューし、1冊にまとめられたものです。田舎の本屋さんっぽい表紙に惹かれてしまいます。
伊豆諸島は伊豆大島、新島、八丈島収録。
さらに小笠原諸島の父島、母島も!!
父島、母島でもちゃんと図書室はあります。私が小笠原に行っても、乳房山登山に南崎トレッキング、マリンブルーの海でシューケルなどで忙しくって、図書室に立ち寄る時間はあまりありませんが・・・小笠原では島のなかでもダントツの娯楽スポットだそうです。
25時間も揺らされる「おがさわら丸」のひまつぶしグッズは「本」。観光客が読み終えた本を図書室に寄贈され、有効活用されているようです。ちなみに村民でなくても短期滞在者でも借りられるとのこと。
伊豆大島の本屋さん。「ただ読みも程度を超えるとレッドカードです」という貼り紙付き。そりゃ、本屋さんは図書館と違ってタダ読みするところではありませんっ!!私??本屋さんには行きますが、ぱらぱらっと内容を見て、これは手元に置いてもいいかなと思えば、買って行きます。
読み終えた本は当然、部屋の本棚に置いていますが・・・本棚だけでは収めきられず・・・。
邪魔にならないように図書館の本を借りて、読み終えたら返したほうがよいですが、図書館は読みたい本が貸出中だったりすると、本屋で買ってしまいます。(笑)
辺鄙な離島の本屋さん事情を知ることができるので、かなり面白い本です。
これは週刊の雑誌に分類されます。2013年9月22日発行。毎週木曜日発売の朝日新聞出版。
たまたま、わが故郷の「長門市駅」が目にしたので、買ってしまいました。
懐かしい駅っ!!今は下関市内になってしまいましたが、旧豊北町内の長門粟野駅、阿川駅。現在の駅舎と昔の駅舎並んで掲載されていました。どちらもずっと変わらず木造の駅舎。
滝部駅と長門二見駅。
昔は趣のある木造駅舎だというのに、今は建て替えられています。
父の話では、昔の長門二見駅は國鐵駅員さんが7~8人。出札掛、改札掛、手荷物掛、客扱掛、信号掛。始発は朝3時なので、24時間体制。
二見はな~にもない、小さな漁村だというのに、昔はとても賑やかだったとは信じられぬ。出札窓口も、もちろん、行先ごとの硬券がずらり。
滝部駅も、JR西日本の社員が配置する直営駅だったというのに、今は下関市役所豊北総合支所の職員に委託。簡易委託駅なので、POS(乗車券発行機)での発券業務のみで集改札はしていないようです。月曜日のみ終日無人駅。
長門市駅で保管中の、旧國鐵時代のホーロー駅名票。
私が子供のころは汽車通学。このホーロー駅名票は見飽きるほど見ていたかも知れません。
山口の故郷に帰るといっても、最近は空港でレンタカーを借りてばっかり。
懐かしいキハ40やキハ47で帰るべきなんですが・・・。
この本も面白いです。
「秘境駅の歩き方」という本。
トップページは、やはり、キング・オブ(最高峰)の日本一秘境駅、小幌。
利用客ゼロの駅だというのに、存続させている理由は「礼文華(れいぶんげ)」という交通の難所、噴火湾に面した地殻変動の激しい断崖に掘られたトンネルの点検や補修をするために保線要員が乗降する駅として不可欠だそうです。なんで、あそこに「小幌駅」があるのか、この本で謎が解けました。
JR東海のイベント列車「飯田線秘境駅号」と同じようにJR北海道も似たような企画を作ればいいかも。竜飛海底駅ツアーと同じく、「(企)小幌駅探検整理券(長万部駅カニ弁付き)¥2040」をみどりの窓口で発券。1日に2本のみ上下の「スーパー北斗号」を小幌駅に停車。特急は長編成なので、2号車のドアのみ開閉。竜飛海底駅のガイドさんが竜飛海底駅廃止後は小幌駅に転勤し、特急から降りた乗客から「(企)小幌駅探検整理券」を受け取り、小幌海岸までの獣道をトレッキング。海岸の洞窟で長万部の駅弁「カニ弁」でランチ。その後、小幌駅に戻り、昔住み付いた小幌仙人の住居地跡とかを案内してもらい、最後に探検客のため「スーパー北斗号」を臨時停車させ、帰途につくコース。自分で小幌を探検するよりも、専任スタッフがいたほうが安心かも・・・。