東北ナンバーワンの秘境駅・浅岸駅

　今日（１１月２１日）テレビ東京でまた秘境駅やっていました！！テレビ東京さんは秘境特番が大好きなのか、青ヶ島や小幌駅まで撮影に来ています。
　山田線の浅岸と聞いて、手元にある切符を調べてみました。

　山口県・ＪＲ西日本美祢駅♯発行（日立製作所製品のＭＲ１２）の「千葉　→　上盛岡」。ＪＲ西日本さんはかなり厳しく、原則として自駅発の乗車券を発売。他駅発の乗車券を発売する場合は指定席券特急券と一緒に求める必要があるので、東京～盛岡間の新幹線特急券と同時に購入。ＪＲ西日本は他社に比べると検札が大好きらしい。「機動改札」の腕章をつけた社員が交通違反取締みたいに一網打尽にするかの勢いで検札。山口県の山陰本線沿いに住んでいたころも遭遇。そのときの第一印象は戦闘を構成する「機動」隊員みたいだな～という感じ。今も相変わらず、ＪＲ西日本では「機動改札」という言葉は定着しているかな。
　【ＪＲの旅客営業規則】
　第２０条 駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。ただし、次の各号に掲げる場合は、他駅から有効な乗車券類を発売することがある。
　　（１）指定券と同時に使用する普通乗車券を発売する場合。
　となっていますが、ＪＲ東日本さんは、かなり寛容。指定席券売機も変な駅から変な駅ゆきとか、自分で操作して発券できるし、窓口でも要求されたとおりの乗車券発券。

　盛岡から浅岸までわずか５駅、５００円区間っ！！（地方交通線２７．６キロ）

　朝早くの「はやぶさ」で行ったのに、浅岸駅に行くのに１６時４１分しかない。朝からずっと暇を持て余し・・・

　やっと到着。１日目の調査では乗降客ゼロ。２日目もゼロ。テレビ局は「もう１日お願いします」と無理強い。「２日もここにいるなんてキツイっすよ！」とふてくされながらも応じていたら、やっと３日目の朝、奇跡が現れました！！

　マイカーで駅までやってきて、朝一の汽車で盛岡へ。

　６時４２分です。
　マイカーを駅前に停めて、汽車に乗っていく謎が解けました。クルマでは遠くて行けられないところだと浅岸駅前にクルマを停めて遠出。もろちん、駅前の駐車代金無料。誰も来ない秘境駅だからイタズラされる心配もない。
　夕方のお帰りを待って、家まで押しかけてしまいました。

　昔の浅岸駅は栄えていましたっ！！

　今だと考えられないような駅ですが、開業当時は有人駅。
　日本一のキングオブ秘境・小幌駅だって、開業当時は小幌信号所の駅舎があって、駅長、駅員配置。海岸の漁師さんの民家が４～５軒あった。（「北の無人駅から」の本より）

日高本線旅のはじまり～

　日高本線のキハ４０。これに乗ろうと思ったきっかけは・・・去年の７月。室蘭地区を襲った集中豪雨により、室蘭本線が運休するハプニング発生。山線の函館本線で余市駅。マッサンのドラマでかなり有名になっているウィスキー工場へ。もちろん、ウィスキーの試飲は無料。小幌駅に行けなくなったやけ飲み。（注：オーバーな飲み方ではありません）札幌から「急行はまなす」で本州に戻る予定だったのに、この日は運休なので、急きょ苫小牧に変更。
　札幌からの電車の中でスマホを操作しながら駅前１分のホテルを予約。終点、苫小牧駅に降りると、懐かしいディーゼルカーがアイドリング中。「日高本線って書いてあるね、来年のリベンジに小幌駅に降りて、それから日高本線で様似に行くプランはどうかな？」とそのときに練っていました。１年前に考えていたプランを実現っ！！

　先頭車はキハ４０　３５９。日高本線沿いの雄大な牧場は競馬たちのふるさと。サラブレットをモチーフにしています。

　今の北海道は雪が降っていますが・・２ケ月前は扇風機ですよ！！ＪＮＲ（国鉄）マークが懐かしい。子供のころ乗っていた山陰本線も同じマークのＪＮＲ。稚内から枕崎まで駅員や車掌、運転士の制服や制帽は全国統一。今は地域ごとデザインが異なるので、いつも見慣れたカラーやデザインでない遠く出かけたと実感。

　本当にここは北海道？もう１０月だというのに？？寒いと思って、スーツケースにジャケットなど冬物を用意しておいたのに、出番なし。

　十勝の牛乳を飲んで・・・

　サッポロのクラシック。本州にはない濃厚な味。沖縄のオリオンは南国らしくあっさり。寒い土地ほど味が濃くて暑いところは薄い。沖縄も気温が下がりつつなので、沖縄でサッポロ・クラシック販売。北海道の家庭では、冬になると家の中ではすさまじい暖房で汗ばむ。（外の気温はマイナスでも家の中は２５～２８度くらい）そんなときは沖縄のオリオン出番。北と南を交換することにより、メーカーの収益は大きくなりそうな気がしますが・・・・（笑）

眠り猫

　世界遺産・東照宮の境内。

　「猫が寝ているから雀は楽しく暮らしていられる。戦乱が治まり、平和な時代が訪れたことを意味しています」と説明されていますが、見る角度により、同じ猫でも表情が違うことは有名です。

　少し右側から見ると、眠っているように見えます。

　少し左側からだと、少し獲物を狙っているように見えます。これも、４００年前の作品です。

　平日なのに、人がわんさか～なのに驚きました。