改札口は豊橋側の端っこ、待合小屋は辰野側の端っこにあります。断崖絶壁のふもとなので、建てられるスペースはあそこしかないからでしょう。
この駅ができた頃は10両以上の編成が組まれたので、ホームは長いです。山口県の何もない田舎の山陰本線も今は1両ワンマンや2両編成がほとんどだけど、国鉄時代は10両など長編成が入線できるようなホームになっているところがほとんどです。
鉄道電話ボックス。
昭和58(1983)年製造。今から38年前になりますが、現在も使われているか不明。ドコモのスマホを確認すると、アンテナが3本立っているので、電波が届いている。昔の電話といえば、電話機の横にハンドルがついていて、それを回しながら発電。その発生した電気伝いで電話交換手につなぐ。交換手に通話先の名前を告げ、回線を通話先に手動で繋ぐやり方でした。今の時代、ドコモの見える電話や手話通訳を介する電話リレーサービスなどでろう者でも電話がかけられるようになりました。電話リレーサービスはかけ先との間に人間のオペレーターさんが繋いでくれるので、いきなり切られる、ということはないんですけど、ドコモの見える電話は難しい。相手が出たとたん、合成音声で「相手はドコモの見える電話を利用します。あなたの声を文字にして伝えます。はっきりお話してください」のアナウンスが流れると、プッツン!(通話終了)。2回、3回・・・立て続けにコールすると、聞こえない人からの電話で音声を文字に変換、または文字を音声にするものを使っているとようやく理解してくれる始末。アナウンスの「はっきりお話してください」の部分は相手に拒絶される原因かも。「耳の聞こえない方からドコモの見える電話を利用しての通話です」のほうが相手に伝わりやすい。ドコモさんよ・・・AIが通訳する便利なものが備え付けているのに、最初のアナウンス内容がダメだと宝の持ち腐れなんですよ。改善を望みます。テレビのコマーシャルで周知してくれれば、合成音声の電話がかかってきたら、見える電話だと理解も早くなるのではと思います。
さすがにJR東海の飯田線。こんな時間帯でも電車は停まってくれます。
7時13分は快速 豊橋行き。駅のまわりに人が住んでいない秘境駅だというのに「快速」が停まるなんてちょっと違和感がしますが・・・何でなんだろうね。この快速の始発は4時58分発の駒ヶ根駅からで天竜峡までは各駅停車。通過駅は鴬巣、中井侍、小和田、大嵐、向市場、相月・・・・豊橋に着くのは10時1分。165キロを5時間も・・・・。
近くにある中学校まで直線で200mなのに、徒歩だと2キロ。要所時間30分。この駅でいざ避難です!と言われても、あの獣道だとどちら方向なのか絶対にわからない。
建築物は昭和10年だけど・・・
このランプは・・・
LEDでした。「15年製造03.17」の文字が見えたとき、平成15(2003)年?と思いましたが、三菱のロゴマークが刷新されたのは2014(平成26)年なので、平成27年。小和田駅も同じタイプのものが使われています。
春から夏にかけての秘境駅は虫さんたちにとっては楽園かも。