かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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久しぶりの請求

2015-11-03 | 事例
「今まで何年と無く音沙汰ありませんでしたが、突然こんな物が届いたのですが、どうすればよいでしょうか。」
こんな質問、何と無く以前より最近の方が多いと思います。

「他のサービサーから譲渡を受けました。」と請求があります。サービサーの盥回しです。
また、「債務残高のご通知」、元金と遅延損害金に分けて、現在の債務が届きました。
他の事は何も書いてありません。定期的に届くものと聞いていましたが、何年間も何の音沙汰なく、急に届いた事が不気味です。

「漸くあの地獄から逃れ出して、仕事が芽を吹いてて来たのにまた引きずりこまれるのか。」
「払って無いのは確かに悪い。でも時効寸前なのに。」
恨み節を聞かされます。

今のところ、これから大きな問題までになった例はごく1部しか聞いては居ません。
でも新しいサービサーに幾許を払い、和解にして貰った例が多いには確かです。

中には知らん顔をしている人も有りませんが、多くの債務者は共通した弱みを
持って居ます。
其れは以前は全て失ったから債権者なんて怖くなかった。
あれから何年、漸く若干の物は出来た。多い少ないは別にして、差押えられては困る物が
出来たという事です。これがおよび腰になるのです。

でも、相手がサービサーならば、間違いなく払える少額の金額で和解にはなる。経験です。
だから、逃げずに1度会ってみましょう。案外よかったと後で思いますよ。

でも保証協会はそうはいきません。

その間に新築した家を差押ると言われて2000万以上を弁済した例を知って居ます。
不動産を持って居れば、保証協会はがぜん強気になった責めてきます。
そこで和解をしても、その額は不動産価格とほぼ同じです。

不動産を持って居ないところは、どんな手を打ってくるかわかりません。
売掛を抑えた、給料を抑えたなどの話は聞いていませんが、何らかの資産が出来た人には
甚だ気持が悪いです。

今は相手が具体的に何か言ってくるまで放っておくが、何かが起こりそうだという気がして
仕事も身が入りません。此方の提案も上の空です。

それにしても、返せなかった借金、人生の何年間、人を苦しめるでしょうか。