かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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納得できない講演会

2015-11-16 | 事例
「これからの中小企業の資金問題と云う講演会に行ってきました。
 保証協会の保証も今を見直すと言っていましたが、そうなれば困ります。」
昨日聞いたという講演会の話です。

「保証人問題で保証人になれる人が少なくなって居ますね。保証協会は以前に比すと、保証人や担保を揃えられなくなっているらしいです。
 そこで、保証をぐんと縮めるとか、100%保証を無くするとか、そんな事が近々実地されそうだ、と言っていました。」

相談者は、この時節、まだリスケはやって居ません。唯保証協会の借入を繰り返していますから事実上はリスケと同じようなものです。
「そうなれば、銀行にも保証人や担保も有りませんから、僅かな自前の融資を承諾するか問題です。
 今の銀行が承諾する筈が無いでしょう。そうなれば、中小企業全滅ですよ。」

地方銀行の合併や、中小企業に対する融資のやり方の変更が有るとは聞いて居ますが、
この融資の方法が変わるか、その全貌は聞いていません。

本当にこの講演会のように保証協会の保証態度がぐんと違って来れば、影響は大きいです。

銀行だって、現在は地銀の合併など盛んらしいですが、終わった後は、中小企業の」リスケ
問題をきれいにすることに取り組むでしょう。
講演会では、「中小企業の最後の且つ本当の危機がやって来る。」と叫んでいたらしいです。

「それで其の講師はどうやって対応、または解決しなさいと言っていました?」
「其れがね。そうなっても平気な体質になれ。と言っていました。」
「答えじゃないね。どうして平気な体質を作るのかが大切なんだ。」
「其れは本業に関することだから、会社によってやり方が違う。個別相談も引き受けます、だって。」

何となく、納得出来ない講演会です。