彼の会社は資産0、借入12億、利益の赤残12億、と云う会社です。
15年前から変わって居りません。会社に愛着を持ち、何とかまた再起を夢見て居る彼は
事業税を払っても会社を存続してきました。
そんな彼に良い話が起こり、来期は少なからずの利益が舞い込んで来そうです。
「いくら儲けても12億までは無税だ。」そう思っている彼に税理士は冷たく言いました。
「確かに一時は繰越欠損も何億となりました。多少は使ったのも有りますが、基本的には
皆、時効になって居て、今日では使えません。」
「使えないって、それでも仕方無いが、借入と相殺は出来るだろう。」
「債務放棄益との相殺も出来ないと思います。」
新規の商売は帳面をきれいにして出発しようと思いましたがこれではきれいにすることも出来ません。
時に得意先に決算の開示も必要になりますから、どうしても今期整理をしたいのです。
つまり、訴訟も何も有りませんでしたから、借入が時効になった時に直ちに援用して帳面を
綺麗にすれば良かったのですが、やらなかったのです。
「困ったな」
しかし、時効と聞いて彼にはピンと来るものが有りました。
「借入も時効になり、債務益が計上されるのが普通ならば、この税金の課税もすでに時効に
なっているではないか。つまりこの放棄益はすでに時効になって居るから安心して相殺してくれ。」
この理屈が通るかどうか判りません。
彼は嫌がる税理士の後を押して力んでいます。
わたしも調べましたが判りません。
事前に税理士は税務署に聞くと思いますから其の時はぜひ教えて貰います。
15年前から変わって居りません。会社に愛着を持ち、何とかまた再起を夢見て居る彼は
事業税を払っても会社を存続してきました。
そんな彼に良い話が起こり、来期は少なからずの利益が舞い込んで来そうです。
「いくら儲けても12億までは無税だ。」そう思っている彼に税理士は冷たく言いました。
「確かに一時は繰越欠損も何億となりました。多少は使ったのも有りますが、基本的には
皆、時効になって居て、今日では使えません。」
「使えないって、それでも仕方無いが、借入と相殺は出来るだろう。」
「債務放棄益との相殺も出来ないと思います。」
新規の商売は帳面をきれいにして出発しようと思いましたがこれではきれいにすることも出来ません。
時に得意先に決算の開示も必要になりますから、どうしても今期整理をしたいのです。
つまり、訴訟も何も有りませんでしたから、借入が時効になった時に直ちに援用して帳面を
綺麗にすれば良かったのですが、やらなかったのです。
「困ったな」
しかし、時効と聞いて彼にはピンと来るものが有りました。
「借入も時効になり、債務益が計上されるのが普通ならば、この税金の課税もすでに時効に
なっているではないか。つまりこの放棄益はすでに時効になって居るから安心して相殺してくれ。」
この理屈が通るかどうか判りません。
彼は嫌がる税理士の後を押して力んでいます。
わたしも調べましたが判りません。
事前に税理士は税務署に聞くと思いますから其の時はぜひ教えて貰います。