昨日、小学生との「知的Game」を楽しんだ後、午後は中3生と「アイスクリームつくり」を楽しみました。
四・五年前までは小学生を対象としたイベントとして行なっていた、「アイスクリームつくり」を、ここ3年ほど、中学3年生の夏期講習の理科の課題として実施しています。二十日以上にもわたる「夏期講習」にメリハリをつけるために行なっています。
氷に塩をたっぷりかけることで「融解熱」とやらが発生し、マイナス20℃くらいになるそうです。それを利用した「アイスクリームつくり」ですが、20分以上もの間コロコロと氷と食塩がたっぷり入った缶を揺り続けなければなりません。
そんな苦労をした後に出来たアイスクリームは、おいしくないはずがありません。みんな残さず食べて終了となりました。
氷にたっぷりの食塩をかけた大きな缶の中に入れていた小さな缶の中のアイスクリームはご覧のとおり見事に固まっていました。
缶の中ほどを切ってみると、こんなに見事に固まっていました。
乳脂肪分36%の生クリームは絶妙な味を演出してくれました。
<追記>
上の実験で余ったアイスクリームの材料を、学び舎の冷蔵庫の冷凍庫にしまっておきました。そして、夜訪れた中1生と食べたのですが・・・・・。
なんと、冷凍庫に計2時間半も入れておいたにもかかわらず、夜8時半過ぎ段階ではまだ少しトロトロ状態で、完全には固まっていませんでした。量が中3生の一人分より格段に多かったことはありますが、学び舎の冷凍庫の力のなさにびっくりさせられました。
逆に言うと、氷と食塩とで起きる「融解熱」とやらの力のすごさにびっくりです。普通の冷凍庫よりもはるかに威力があるという証拠です。ちなみに、学び舎の冷凍庫内の温度ですが、以前測定したところマイナス17℃だった気がします。「融解熱」の力がマイナス20℃まで下げる力だとしたら、まさにそのとおおりなのかもしれません。
缶ビールも冷蔵庫だと何時間もかかるのに、氷水の中でくるくる回転させるとあっという間に冷えるといいます。こちらの実験もいつかやってみたいと思います。