本日「東京高専 小池・阿津研による傘ラジオホームページ」にお世話になり、「傘ラジオつくり」を行ないました。
今回も25mもの電線を丁寧に傘に貼り付けていく作業に大半を取られました。
指示通りに1cm置きにきれいに貼り付ける子もいれば、その間隔が5cmくらいの子もいました。
みんな1時間強の間、黙々と電線貼りをこなしてくれました。
電線を貼った後、傘の柄に「ポリ袋+アルミホイル」を撒きつけ、その上に目玉クリップで傘に貼り付けたアンテナの一方の端を留めたりと、最終工作を行ないました。
そして、最後の最後にアンテナの両端にクリスタルイヤホンを接続して出来上がりました。
恐る恐るイヤホンを耳に当てる子ども達。
「あっ、何か聞こえる!?」
「誰かが歌ってる!」
と、子ども達の口から喜びの声が発せられました。
最初接触具合などでうまく電波を捉えられないラジオもありましたが、微調整の結果、どのラジオも放送を聴くことができるようになりました。
ほっとしました。
NHK第一の相撲放送、文化放送、NHK第二(?)の気象情報など、少なくとも計3局の放送をキャッチすることができたようです。
教室で使っている「CDラジカセ」のラジオ放送と音合わせをして、何処の局かを確認しましたが、面白いことに「傘ラジオ」の音声は、CDラジカセの音声より一テンポ遅れて聞こえてきているようでした。
なぜでだかはわかりませんでしたが、そういう発見をして、子ども達は得意になっていました。
25mもの電線を同一間隔で傘に巻くのは一苦労です。
ともすると電線同士が“こんがらがって”しまいます。
みんながそれぞれの傘からの音に耳を傾けています。
そんな中、“おかさん”は放送をうまくキャッチできない傘ラジオのつくりを調べています。
作り終えた後30~40分、みんな学び舎のあちこちに移動しながら、「ここの方がよく聞こえる!」とか「あっ、相撲をやっている!」などと、自作のラジオの性能の良さに酔いしれていました。
<追記>
イベントのあった今日、ホルムアルデヒド混入により、学び舎のある柏市では午後1時くらいから「断水」となってしまいました。
「停電」については昨年ある程度免疫を取得することができましたが、「断水」はここ10年くらいの中で初めての経験です。
また、「油断」という言葉はありますが「水断」という言葉が無いくらい水資源に恵まれているお国柄だからなのか、“おかさん”はずいぶん混乱してしまいました。
一番困ったのは、子ども達にトイレを我慢してもらわなくてはならなかったことです。
生理的欲求である排泄を我慢しろというのはあまりにも酷です。
(自宅から消費期限切れのミネラルウォーターを4リットルもって行き、どうしても、という子に備えましたが、今回は使わずに済みました。
次に困ったのが、子ども達と愉しんだ「おやつ」の後片付けが全く進まないことでした。
暑くなってきたので、甘い飲料水の残ったコップなどは、すぐにきれいに洗い流してしまいたいところでしたが、・・・・。
その他にも数え上げたらきりが無いくらいの不具合が学び舎を襲いまいた。
家に帰ってしばらくすると(午後10時頃)水道が復旧し始めました。
真夜中、その水でお風呂に入りゆっくり考えましたが、次回水不足になった場合は、「学び舎の庭にある池の水を浄化してトイレ流しなどに使えないかな?」
と思いました。備えあれば憂いなしです。
風呂の残り湯が無い学び舎では、池は大切な水資源であることに気づかされました。