散歩の時に赤い実がなっっている植物を見つけました。
毎日同じところを散歩しているのに、、昨日までは全く気づきませんでした。
秋でもないのにめずらしいと思い調べてみると、ニワトコという植物らしいことが解りました。
木漏れ日に照らされてきれいに色づいていました。
通常6月下旬に色づくようなので今年はかなり早いのかもしれません。
また今日はオトシブミ(落とし文)も見つけました。
青々とした葉がきれいに丸められています。
昔聞いたことのある「オトシブミ」ではないかと思い持ち帰りました。
中にいた幼虫には申し訳ないことをしましたが、無理やり葉っぱを開いてみると、最初に目に飛び込んできたのは大量のウンチ。
食欲旺盛のようです。
そして、葉っぱを最後までめくってみると、やっと幼虫に出会うことが出来ました。
この幼虫はこの葉っぱ一枚を食料にして育ち、この中で繭になって成虫になるとか書かれていました。
開いてしまったのでもう駄目かもしれませんがもう一度丸めてそっとしておいてあげようかと思います。
外の日陰にでも置いておこうと思います。
他人の手紙を盗み見してしまったようで少し後ろめたい気がします。
<追記>
このオトシブミを調べていたら、「ホトトギスの落とし文」という項がありました。
「鶯の落とし文」とも言うそうです。
この丸まった葉っぱを、小鳥たちの恋文に見立てたようです。
なかなか粋ですね。
ところでたまたまですがこの落とし文を拾った帰り道、遠くでホトトギスの鳴く声を耳にしました。
偶然ではありますが、ちょうど時期的にホトトギスの飛来する時期とこのオトシブミが作られる時期が一致しているようです。
そういえば、一時期鳴りを潜めていた鶯もここのところ裏の竹やぶや、森の中できれいな声で鳴き競っています。
昔の人の自然観察眼はすごいな!と感心させられてしまいました。