今日昼頃に町内の方がやってきて、単刀直入に学舎前の「ヒマワリを撤去してくれ!」といってきました。

これが問題のヒマワリです。去年は巨大化しすぎたので、今年は小さく咲かせようとしていました。↑
その方は、学舎の前の道の歴史について“とうとう”と話され、最後に「もともと、ここは植物を植えてはいけないことになっている!」と理由を言われました。
しかしそうは言っても、“おかさん”がここに学舎を出した時には隣に中華屋さんがあって、そこの奥さんが毎日精を出してきれいな花をたくさん育てていました。チューリップなども既に植わっていて、毎年春になると花をつけていました。
このことを伝えると、「それと、ヒマワリの場合は大きくなって道をふさぎ、車のすれ違いが出来なくなるから困る。」と、言ってきました。
去年も同じような話が一件あった時、郵便局によく来る警備のおじさんに、その話をしましたが、「首を傾げていました。」
私も、少しだけ自分の主張を言い返しました。「今の世の中、一人の人の声高な反対があると、他の大多数の人たちは、そうは思っていないにもかかわらず、その反対の人の主張が通って、禁止事項が増えることが多い。公園の禁止事項看板がその際たるもので、たくさんの禁止事項のオンパレードです。そんな、何でもかんでも禁止事項にして、息苦しく、お互いが住みにくい世の中にしていいんですか?」と。
これに対しては、「とにかく昔から町内会で禁止になっている。」の一点張りでした。
夏期講習前でとっても忙しいこと、並びに、去年も「大きすぎて危ない。どうにかして欲しい。」という人がいたことは確かなので、とりあえず、今週中にヒマワリを撤去することを約束しました。 残念、無念!
話は少しだけそれますが、昨日の日曜日、町内会の草むしりに参加し、学舎の前の道の草むしりをしました。その際、学舎の子ども達が、去年やおととし植えたチューリップの球根が、土の表面にたくさん露呈しているのを見つけました。
しかし、これらは、今年の激しい雷雨時などに土が水で流され、そうなったのだろうと思っていました。
しかし、今回ヒマワリの撤去を求めてきた人が、先月の草むしりの時(別の班なので、私は参加していませんでした。)全部、掘り起こしたのだといっていました。
「!??!!」
私は唖然とするばかり、ビックリして声も出ませんでした。いきなりわけも言わずに、実力行使で、チューリップの球根を根こそぎにするとは?
ヒマワリも、チューリップももう何年も前から植えています。違反なら違反で、止めて欲しいなら止めて欲しいで、何でもっと早くに、違う形で伝達してこないのでしょう??
智に働けば角が立つ。
情に棹せば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角にこの世は住みにくい。
by夏目漱石

夏の青い空に黄色のヒマワリ、とても絵になると思うのですが?残念!
ふと、漱石さんのこのフレーズが、頭をよぎりました。何の罪もない、ヒマワリ君たちが、後ちょっとできれいな花をつけようとしています。もったいないので、子ども達に譲ろうと考えています。ただ、割とたくさんあるので全部は無理、どうしよう??ちょっと考えます。