塩野の2月のお菓子です。
塩野は、東京で好きな和菓子やさんの1つ。
にぎやかな夜のイメージが強い赤坂に、こんな上品な和菓子屋さんがあるなんて・・・とも思いますが、一昔前は、こんなこざっぱりしたお店もめずらしくなかったのだとか。30年前はきっと落ち着いた大人の街だったのでしょう。向田邦子さんの妹の和子さんが、邦子さんと一緒に切り盛りしていた小料理屋を惜しまれつつも閉めたのも、そんな街の変化が1つの理由だったそうです。
塩野では、めずらしく、関東風の焼き皮、関西風の道明寺の2種類の桜餅があります。
「桜餅」(奥)は、もっちりした皮で、あんをきれいにふくさ包みしたもの。とっても上品です。「道明寺さくらもち」(右)は、きれいなまんまるのお餅。細めの道明寺粒は、たべやすくあっさりいただけます。
手前の黄色いお菓子は「ふきのとう」。黄身あんに緑のぼかし。てっぺんに、ちょこんと白。かわいらしいですね。こんな風にお花をイメージするとは・・・「やられた!」って感じです。
生菓子は、各¥350。
塩野 HP
東京都港区赤坂2-13-2 03-3582-1881 9:00-19:00(土祝 -17:00) 休:日