【令和3年酒類鑑評会(本格焼酎部門)優等賞 甘藷部門 43/50
(鹿児島)「赤芋仕込み 明るい農村/霧島町蒸留所」
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芋焼酎の多くはコガネセンガン(白芋ともいう)で仕込まれています。この焼酎の原料である赤芋は、文字通り赤色をしたさつま芋です。この赤芋を使い、100年以上蔵に伝わるかめ壺で、丁寧に芋焼酎を造りました。
赤芋仕込み芋焼酎「明るい農村」は、赤芋によるフルーティな香りと、やさしい甘さ、すっきりした飲み口が特徴のいも焼酎です。
皮も中も赤い赤芋で造った、焼酎もろみ。
赤い色をした芋で仕込むので、モロミはとっても鮮やかな濃い赤色になり、美しいです(蒸留すると、無色透明になります)。
このモロミ時期にも、非常にみずみずしくフルーティな香りを放っています。蒸留し取り出した原酒は、黄金千貫(白芋)よりも長い期間をかけて熟成することで、おいしい焼酎になります。
フルーティな香り、すっきりとした飲み口で、女性や焼酎初心者の方にもおすすめです。
ロック、水割り、炭酸割りで、爽やかにおいしくいただけます。
アルコール度数 25度
株式会社 霧島町蒸留所 鹿児島県霧島市霧島田口564-1
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霧島町蒸留所のラインナップ
「AKARUI NOUSON BARLEY ミズナラ樽熟成「麦」 7年」
「AKARUI NOUSON ミズナラ樽熟成「芋」12年」
かめ壺焼酎「明るい農村」 など
蔵のこだわり
ゆたかな自然環境
創業明治44年(1911年)。日本で最初の国立公園に指定された霧島のふもと、この大自然に囲まれた地に、蔵はあります。とても美しいところです。
蔵の名は、2005年11月7日の霧島市への市町村合併でなくなってしまった「霧島町」の地名を残したいと、霧島町蒸留所という社名に変更しました。
天孫降臨で知られる霊峰、高千穂峰(たかちほのみね)が、蔵からよく見えます。四季折々の表情とその壮大な姿は、見る人に感動を与えます。蔵においでになる際には、この景色も是非お楽しみ下さい。
伝統のかめ壺仕込み
わたしたちの宝(たから)は、創業(明治44年)からずっと受け継がれてきた、貴重な日本製の和がめ です。
同じ形は二つとない、手造りの和がめは、私たちの焼酎造りに欠かせません。
今も昔ながらの、かめ壺仕込み。この伝統を守り抜いていくことが、大切だと感じています。
かめ壺で仕込むことで、焼酎の元となるもろみは、ゆっくりと発酵し、やわらかな風味をはぐくみます。
おいしい天然水
焼酎の仕込みに使う水、お茶を入れる水、洗い物に使う水。
わたしたちが、蔵で使う水のすべては、地下105mからの、ミネラル豊富な天然水(地下水・中硬水)です。
1000m級の霧島連山の大地のフィルターによって、磨き清められた、おいしい水で焼酎を仕込みます。この水と焼酎がなじみ、焼酎が更にまろやかになっていきます。自然の恵みによって、焼酎造りができることに、日ごと感謝しています。