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イッピンNHK 「やわらかに!モダンに!~山口 萩焼~」

2023-09-22 08:05:40 | イッピンNHK

 第152回 2017年2月28日 「やわらかに!モダンに!~山口 萩焼~」リサーチャー: 中山エミリ

 番組内容
 ついに登場!山口の萩焼。土味を生かした柔らかな色合いが魅力の器が、今多彩に変化。フチはピンク色。それが底に向かって緑から白へと変化するパステル調の器は、全国で注目されている人気製品。また、独特な絵付け技法で生み出された、カラフルでかわいらしい模様のティーカップは熱狂的なファンを持つ。さらに、繊細なグラデーションにより光と影を表現したモダンなデザインの器など新しい萩焼を、中山エミリが徹底リサーチ!

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201702281930001301000 より

 「萩焼」は400年以上の歴史を持ち、古来より茶人の間で「一 楽、二 萩、三 唐津」と賞され、茶陶の中でも愛されてきた器です。

 土のふっくらとした柔らかさが特徴で(”ざんぐり”といいます)、土と釉薬の組み合わせ・釉薬の掛け具合・へラ目・刷毛目などで、沢山の表情を持ちます。

 登り窯で比較的低温でゆっくり焼かれ、焼き締めが弱くて柔らかくく、吸水性・保温性に富んでいます。

 使い込むほどにお茶などが器に染み込み、変化する微妙な色の移ろいは「萩の七化け」や「茶慣れ」と呼ばれています。

 そんな萩焼は、毛利氏が慶長9(1604)年に萩へ本拠を移した後、朝鮮半島から召致した李勺光ら陶工達の技術に支えられて、萩藩(長州藩)の御用窯として開かれました。

 明治維新以降は、日本社会の近代化とともに個人や企業経営の窯元が発達し、生産性を意識した多様な器種を製造しました。

 大正時代になると、御用窯以来の伝統的な素材と作陶技術を受け継いだ侘び数寄の茶陶生産が再び主流となり、昭和に入ってもこの傾向は継続されます。

 第二次世界大戦前後からは次第に個人作家の表現としての作陶活動が盛んになり、現在は、日本を代表する陶芸文化として知られています。

 昭和45年(1970)には三輪休和(十代休雪)、昭和58年(1983)には十一代三輪休雪(後の壽雪)が人間国宝に認定されています。

 

 1.萩陶苑(しゅうとうえん)の 「mintシリーズ」

 「mintシリーズ」は、ピンクの縁取りで可愛らしさを残しつつ、ミントグリーンの色合いでクールさをプラスした、かわいいだけではちょっと物足りない、オトナ女子のための毎日使いの器です。

 今回のイッピンでは紹介されないですが、2色の優しい色が重なり生まれる、新たな色合いを表現した「Shikisaiシリーズ」も素敵です!

 「Shikisai」のカラーは3色。
 萩焼の魅力を伝える、優しい色のバリエーションとなっています。

 1.pink×beige

 (淡いピンクと優しいベージュカラー。 春のような柔らかい色合い)


 2.pink×blue

 (初夏のような爽やかさ。 甘すぎず、クールすぎない絶妙なバランス)


 3.pink×purple

 (甘いピンクに大人色のパープルを効かせた、しっとりとした上品な色使い)

 こちらは「ソライロ」

 そして 新商品の「Lemonade」。

 レモンをイメージしたイエローの縁取りに、海を思わせるブルーグリーンのグラデーションが爽やかな夏が似合う器です。

 

 2. カネコツカサ (金子司さん)

 独特な絵付け技法で生み出された、カラフルで、可愛らしい模様で、熱狂的なファンを持つ金子さんの作品は、こちら(うつわ彩陶庵)でご確認を!


 3. 彩色掛分角皿 (十代 坂倉善右衛門)

 繊細なグラデーションにより、光と影を表現したモダンなデザインのお皿です。
 こちら(うつわ彩陶庵)でご確認を!


 他にも、個性的な作家さんの作品はたくさんあります。
 うつわ彩陶庵さんのサイトを是非、ご覧ください!

*http://atmarymead235.seesaa.net/article/447464777.html より


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