「Poco a poco にじいろシリーズ」
あったらいいなを形に。人にも環境にも優しいもみ殻由来のこだわりおもちゃ。
まるで本のような見た目の白い箱を開くと、そこには可愛いパステルカラーのパーツが綺麗なグラデーションを描いて並んでいる。本製品はもみ殻由来のバイオプラスチック素材で作られた環境に優しいおもちゃ「Poco a poco にじいろシリーズ」。色とりどりのパーツを積んだり並べたりしながら想像力や空間認識能力を養うことができる知育玩具だ。製造したのは三優ライト工業。創業70年あまりのプラスチック成形品メーカーで、大手自転車パーツメーカーのサイクルパーツやヘルプマークの製造などを行う。社名の“三優”に掛けて〈環境に優しく、心に優しく寄り添う、優れた製品〉の3つの優をコンセプトに、「長年部品メーカーとして培ってきた高い技術力をもとに、自分たちだからこそできる製品を作りたい」という代表の松原竹志氏の熱い想いで、これまでの部品製造とは異なる本製品の開発に踏み切った。
目標としたのは、プラスチックメーカーならではの環境配慮型のものづくり。
素材の「もみ殻レジン」には、本来廃棄されてしまうもみ殻などが半分以上含まれており、プラスチックの使用量が従来の半分以下で済むため、環境に優しい。しかし、もみ殻は吸水により膨れやすかったり、加工時に焼けて黒くなったりと扱いが難しく、成形や着色には非常に高度な技術力を必要とする。そのような難しい加工を可能としたのは、同社が長年本業で培ってきた技術力と、経験豊富な技術者の存在だ。また、本製品には、使わなくなった後も色別に分けて粉砕することで再び新しいおもちゃに生まれ変わらせることができるという特徴も。
開発にあたっては「こんなものがあったらいいな」をたくさん拾い集め、使う人に寄り添った製品づくりを徹底。色を練りこんでいるので経年劣化による色落ちがなく、木製玩具と違ってアルコール消毒も可能なので衛生面も安心。子どもの安全に配慮し、飲み込まないサイズかつ全ての角に丸みを持たせた形状にし、食品衛生法に則った着色を行うなど玩具のST基準及びCEマーク基準の安全性試験も全てクリアしている。入れ物が本のようなデザインのため、お片付けの後は棚に飾っておしゃれに収納できるのも嬉しいポイント。
「私たちのおもちゃが、未来を担う⼦どもたちの一番そばで、環境への配慮やSDGsを知るきっかけとなってもらえたら」と松原氏。ブランド名の「Poco a poco」とは音楽用語で「少しずつ」という意味。世の中を少しずつ良い方向に変えていきたいという想いが込められている。このにじいろシリーズはこれからも〈Poco a poco(少しずつ)〉優しさの輪を広げていくだろう。
遊び方のヒントが記されたインストラクションカードも用意。カードに描かれたシルエットと同じ形の作り方を考える問題や、ドミノのように並べて遊ぶ方法など、いろいろな角度から楽しんでもらえるよう様々な遊び方を紹介している。
おもちゃが入れられている本型の木箱の内側には、整列のガイドとなるイラストが描かれている。これは代表の松原氏の育児経験から生まれた、片付けも子ども自身がゲーム感覚で楽しみ、率先して行えるようにするための工夫だ
三優ライト工業株式会社 大阪府東大阪市岸田堂南町8-24
*https://osaka-sei.m-osaka.com/product/2087/ より
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