「甘露梅-かんろばい」
主な伝承地域 越生町
主な使用食材 梅
歴史・由来・関連行事
埼玉県の中央、入間郡にある越生町。関東三大梅林の一つといわれる越生梅林があり、その周辺には約2万本もの梅が栽培されている。古くから“梅の里”として知られるこの地の歴史は、南北朝時代に九州太宰府から運ばれてきた梅の木が、広く植えられ、栽培されてきたことだと伝わっている。果肉が厚く良質な梅として評判となり、中でも越生町ブランドの「べに梅」は完熟すると、表面が紅色になる美しい梅。塩で漬けた梅干しはもちろん、越生町で昔から伝わっている梅料理のひとつが、「甘露梅」だ。
食習の機会や時季
梅の収穫期である6月上旬頃、梅がカリカリとした硬さの期間につくられる。
飲食方法
青梅を水に長時間浸しあく抜きをし、水気をよく切ってから種を取り、冷蔵庫で砂糖漬けにする。洗って水気を切った赤ジソの葉を梅酢に漬ける。その後、水気を切った赤ジソで梅を包み、砂糖と梅のシロップで、さらに冷蔵庫でひと月ほど漬ける。梅から出たシロップは水で薄めジュースにして飲むこともある。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
家庭で一般的につくられる。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_12_saitama.html より
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