2024年10月18日 13:33 河内長野市小山田(おやまだ) 小山田住吉神社
13:34 馬かけ神事で有名な小山田住吉神社。今年は4年ぶりに、10月14日に復活しました。
13:41 拝殿脇にある馬の銅像。馬に乗って走るのではなくて、馬といっしょに走ります。
13:43 神社なのに釣鐘が...かつて神宮寺があったのでしょうか?
13:49 そして今日ここで伊勢大神楽の総舞いが奉納されます。奉納するのは伊勢大神楽講社 山本勘大夫社中のみなさんです。
13:57 まもなく開始で、多くの方が見に来られています。
13:54 篠笛、太鼓、シンバルのちっちゃいヤツの音楽隊。
14:00 まずは総舞いに先駆けて拝殿にて奉納舞い。
14:04 真ん中は猿田彦であるらしい。
神輿渡御でも最初に猿田彦と神楽が出てくるのはなんか関係があるのかしらん。
14:02 2匹と言って良いか2頭か?の獅子。
奉納の演目は決まっているらしい。一 鈴の舞、二 四方の舞、三 跳びの舞、四 扇の舞、五 綾採(あやとり)の曲、六 水の曲、七 吉野舞、 八 手毬(てまり)の曲、これでまだ半分。
14:01 九 傘の曲、 十 楽々の舞、十一 剣の舞、十二 献燈の曲、十三 神来舞(しぐるま)、十四 玉獅子の曲、十五 釼三番叟(つるぎさんばそう)、十六 魁曲(らんぎょく)。
演目はそれぞれ意味があるようですが、今何をされているのかよく解らん状態。
おおむね曲目に「舞」と付くのが獅子舞で、「曲」と付くのが放下芸と呼ばれる曲芸やそうです。
14:11 曲目の間合いにはチャリと呼ばれる道化師(左)と放下師(右)とが萬歳を演じます。
14:18 五 綾採(あやとり)の曲 放下芸
撥(ばち)は松明(たいまつ)を表わしています。撥の先端の赤い装飾は、かつて火を灯し演じていた名残やそうです。赤い方を持つと火傷(やけど)します。
14:24 六 水の曲 これはすごい! 7mはあろうかと思える竹棹(さお)を継ぎ足してのバランス芸。
14:32 茶碗を積み上げ献燈になぞらえるバランス芸「献燈の曲」
十二個の茶碗を巧みに積み上げて、献燈になぞらえます。一年十二ヶ月分の御燈明をささげ奉るという意味。
14:42 伊勢大神楽講社のうち山本勘大夫社中の総舞いです。
伊勢大神楽講社は現在山本勘太夫・加藤菊太夫・山本源太夫・森本忠太夫・石川源太夫の社中からなり、富田林市では山本源太夫社中が喜志宮の秋祭りの頃ぴーひゃらと回壇されています。
14:49 これはあぶないぞ、十一 剣の舞。
14:58 すこし雨が降り出しましたが、舞と曲が続きます。
15:01 十六 魁曲(らんぎょく)伊勢大神楽の最後をしめくくる曲。
振袖姿の花魁(おいらん)に扮した獅子が日傘をさし舞います。
15:04 江戸期に伊勢神宮に参拝を果たした人々は、伊勢の古市の遊郭で精進落としの遊びを楽しみました。この曲は、その古市の賑わいを表現したものやそうです。
15:03 現代は近鉄特急で簡単に日帰りできる時代ですが、江戸後期、参詣には1週間以上の時間と多くの路銀を掛けて伊勢参りをしました。
村衆が「一生に一度の伊勢参り」と伊勢講をつくりお金を貯めて代表者が代参していた時代に、伊勢大神楽は毎年同じ時期に伊勢の国よりやって来て、伊勢神宮の神札(現在は伊勢大神楽講社のお札)とその舞により、一軒一軒の家を回檀して無病息災、家内安全を祈りました。
行きたくても行けない村衆に、伊勢神宮の神札を持って1年に1度やってくる伊勢大神楽。代わりに伊勢神宮に参詣することになるため(代参)、代神楽と呼ばれていたこともあったようです。
15:04 振袖姿の花魁。
15:05 最後に獅子が舞布の中に顔を隠したかと思うと、オカメ(天鈿女命)に早変わりして、見る者を驚かせます。みごとな変身。
15:07 魁曲ですべての舞と曲が終わりました。
15:09 老若男女、獅子に頭を噛んでもらいました。
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写真撮影:2024年月10月18日
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