富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

新堂地区散策 2

2015年10月01日 | 館外活動

食違い

 

町の入り口(東高野街道)で道を曲げている。(富田林(寺内町)では「あて曲げ」)防護性に乏しい。

 

 

光盛寺(こうじょうじ)

 

浄土真宗本願寺派(西本願寺)、阿弥陀仏如来を本尊とする。至徳元年(1384)本願寺第四代善如上人弟、尊空の開基「龍地山」と号す。

寛永八年(1631)十月十四日より寺号を「光盛寺」と公称する。境内は本堂・庫裏・小番部屋・鐘楼門を存す。

河内12坊由緒地 真宗本派 光盛寺   住所 富田林市若松町5-8-12

本堂に大きな二個の礎石が混じっている。また、古代瓦「山田寺式単弁蓮華文の軒丸瓦・平瓦」を所蔵されている。

 

 

単弁軒丸瓦

 

(軒丸瓦F-行基I1Za群 「布袋イ+リ行基1」)

七世紀中葉の単弁軒丸瓦。(白鳳時代(645~710)、山田寺式)と思われる。飛鳥時代と奈良時代との間。

 

 

平瓦

 

(軒平瓦P-平瓦Ⅲ2Za[J2as]群 「布ツ」

八世紀以降、天平時代(710~784)と思われる。奈良時代

 

 

礎石

 

 本堂に、数倍もある大きな礎石

 

 

光盛寺本堂でA氏の講義を受講する参加者。

古代瓦の見分け方は、蓮華の模様、形態や布目の行基の形態など、計り知れない根気と時間と努力が必要だと思いました。

 

 

受講後、実物の軒丸瓦、平瓦をまじかに眺め、A氏の説明を熱心に聞く参加者。

 

 

富田林市保存樹木指定 第10号 境内の保存樹、(イブキ) 幹周3.6m、樹高10m

 

 

 

役の行者祠

 

 

石橋の片側だけ現在も使われている。一枚岩(花崗岩)を削り欄干には「永続橋」か「永績橋」と読み取れるがさだかではない。

 

 

感想

 今回は、光盛寺本堂を解放していただき、A氏をお迎えし「光盛寺所蔵の古代瓦及び礎石について」講義を受講いたしました。大変充実した館外学習会でした。光盛寺のご住職様、A氏及び毎回我々を導いて頂くT氏、H氏有難うございました。

 

kusu   2015.09.30

 

 

 


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