男が狙われる時代…対策は「貧」？

　いま、出番が多い元東京監察医務院長さんによると、「最近は女性による男性殺人が激増、中でも保険金の絡む連続殺人が頻発している」とのこと。この元東京監察医務院長さんは、４０年間に遺体２万体を検視したという。と、いうことは、１年に５００体。感心するところではないが、これは凄い。

　なぜ、元東京監察医務院長さんの出番が多いか？もちろん、「京都府の６７歳の女性の事件」にかかわる、コメントの依頼。で、女性による男性殺人が激増している…。
　青酸化合物で夫を殺した疑いで逮捕された京都府の女性、６７歳。他に夫や婚約者５人を殺し、８億円以上の遺産を相続した疑いがあるという。日本の女性犯罪史に残る事件です。

　記憶に新しい日本の女性犯罪としては、木嶋佳苗の事件があります。
　松戸市の７０歳男性不審死。木嶋に貢いだ金額は約７,４００万円。
　青梅市の５３歳男性、練炭による一酸化炭素中毒死。１,７００万円を木嶋に。
　野田市の８０歳男性、練炭による一酸化炭素中毒死。木嶋に高価な絵画を売り飛ばされたあげくに、銀行口座から１９０万円を引き出された。
　上記のほかに、４人亡くなっているが…。木嶋の詐欺は、１０件以上。

　青酸女と練炭女、どっちが怖いか？
　１　犠牲者数・・・・青酸の犠牲者が多いようです。しかし…練炭女の周辺でなくなっている人の数は、青酸女をしのぐ。真相は、藪の中ってことでしょうか。
　２　狡猾さ・・・・青酸女でしょう！緻密な計画。したたかな手回し。
　元東京監察医務院長さんは、「男性の殺人は衝動的だが、女性の殺人犯はじっくり準備する。だから簡単にはばれにくい。成功すると、次々と犯行を重ねるのもこの種の犯罪の特徴」。第三、第四の女性殺人鬼が、じゅっくりと準備している…！
　３　青酸と練炭・・・・手続きが簡単という点で、青酸でしょう。練炭は、「購入」「着火」「団扇、または団扇のようなモノで扇ぐ」「灰の始末」…手間がかかります。青酸は、面談即決！
　４　どっちが儲かった？・・・・これも明らかに、青酸女。

　バカなことを比較するもんじゃないって？私の場合、犠牲になる確率は、ゼロですから高みの見物です。
　なぜゼロと言えるか？悪魔の化身でも、わずかな年金を狙って殺人はしないでしょう。お金がないから安心です。