アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「がんしゅう」…なにを思い浮かべるか?

2014年12月17日 | Weblog
 おもしろくないところでは…「ガンシュー」ですね。ガンシューティングゲームの通称名。誰でも、真っ先に思いつくでしょうからおもしろくない。

 渡り鳥の世界で、「がんしゅう」といえば、「雁集」でしょう。日本列島の「雁」は、すでに渡りを完了しているでしょう。

 就活している人にとっての、「がんしゅう」は、当然「願就」。
「婚活」の人は、相手が、「青酸カリ」を持っているかどうかを確認しなければなりません。「顔醜(がんしゅう)」だからといって、善人とは限らない。むしろ、善人は、「顔秀(がんしゅう)」です。

 地下街のお菓子屋さんに、「ガンシュー」という看板があります。通るたびに気になっておりました。立ち止まって見ると、「いらっしゃーい!」と言われそうなので、歩きながら様子を見ます。なぜ声をかけられるのが嫌かって?…声をかけるということは、店員さんが、「買ってくれるかな」と、期待して声をかけるのではないか?単なる「反射」での声がけだとしても、1%ぐらいの期待があるのではないか?その期待を裏切りたくないから、声をかけられたくないのです。端っから買う気持ちはありませんから。
 で、「ちら見」による調査の結果、ガンシューは、シュークリームの外側がゴツゴツした感じになっていて、チョコレートをかけている。つまり、「岩のようなシュークリーム」…略して、「ガンシュー(岩シュー)」でした。若者には人気らしいが、私は買って食べたいという気にはなりませんがね。

 買う気がないのに、「いらっしゃーい!」と、言っていただくのがつらい。これって、「含羞(がんしゅう)」でしょうか。そんな言葉知らんって?今では使う人も少なくなってしまった、日本語らしい日本語です。含羞の反対語は、「厚顔無恥」「傍若無人」でしょうか。含羞を持ち続けたいものです。