アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

警察官か自衛官か?贅沢な悩み…

2014年12月08日 | Weblog
 「議員さん選挙に落ちればただの人」…当たり前です。なぜなら、「ただの人」が議員になるからです。

 「二世」…良くない「二世」は、「政治家の二世」と、「芸能関係の二世」ですね。良い二世…これはいろいろありますが、まずは、「スポーツ選手の二世」です。
 「政治家」「芸能関係」の二世は、実力がなくても親の後を継ぐことができます。だから良くない。もちろん、「二世」で、親をしのぐ力を発揮する人もおりますが少数です。
 なぜスポーツ界の二世は「良い」と考えているか?「スポーツは実力の世界」です。親が有名選手でも、子が親の実績をしのぐ活躍が出来るとは限りません。七光りは届きません。消えてゆくのみです。ですから、「良い!」。

 政治家、芸能人、スポーツ選手のほかに、よく耳にする二世は、「警察官」と「自衛隊」。もちろん良い二世です。どちらも、国民の生命・財産を守る仕事。親の後を継いでくれてありがたいです。

 で、難問をふっかけられました。高校3年生の女の子を持つ母親からの相談…「娘が、警察と自衛隊の両方に合格したんですけど、どちらへ行かせたらいいでしょうか?娘が迷っていて、親もどっちがいいか分からないんです」
 そんな大事なことを、私に相談することが大間違い。しかし、「そんなの勝手にしろ」と、突き放すわけにもいかない。
 一通り長所と短所を話し合って…
 1 警察は軽微な違反も捕まえるが、自衛隊は捕まえない。
 2 被災者は、「自衛隊が一番頼りになる」と、言っていた。警察については言っていなかった。
 3 給料はぁ、ほぼ同じ。しかし、BUT!南スーダンへ派遣されていた自衛官は、帰国後、家族でディズニーランドへ行ってきたし、車も新車になった。つまり、手当が手厚い。 
 こう考えると、「じ、自衛隊ぃーかな?」と言っておきました。

 最近のニュースで、「警察学校在学中に4割が辞める」と。その理由は、「訓練が辛くて」ではないらしい。さては、「いじめか?」。警察学校中退でフリーターになるよりは、自衛官のほうがぁ…うーん!難しい…。

 国の発表によりますと、大卒者の就職後3年以内の早期離職率が32.4%に増えたという。これはどーゆーことか?「感情労働」の過酷さが原因らしい。
 肉体労働とか、頭脳労働という言葉はよく聞くが、感情労働は珍し…くもないかぁ。感情を押し殺し、強い忍耐や笑顔が常に求められるのが、「感情労働」。

 営業に代表される「接客業」、「警察官」、「教職」、「医療・介護職」…考えてみると、「感情労働」は、職種ではなく、どの職業にもある一側面ですね。自衛官の場合は…すくなくとも、「客の満足度」で評価されることはない。
 次回あの母親と会ったら、「自衛隊にしなさい。なぜなら、感情と関係ない職業だから…」これでは、勧める理由にならないなあ…。