アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

心がこもった年賀状

2014年12月19日 | Weblog
 年賀状の準備にとりかかって、今年来た年賀状1枚1枚に目を通しました。楽しい時間でした。年賀状は、ホント、出す人の個性が表れています。まるで対面しているかのよう。

 目立つのは…
 1 半世紀前方式・・・これは、お定まりの文句とあしらい程度の図柄(高齢の人の年賀状はこればかり)。
 2 子どもの写真入り・・・「親バカ」「自己満足」と、批判する人が4割程度おられるようですが(誰の統計かは知りませんがね)、私は、これ、いいと思っています。理由ですかぁ?
 ア ほっこりするというかぁ幸せな気持ちになります。子どもさんだけでなく、賀状をくださった方が幸福だと感じられ嬉しい。
 イ (子どもさんが)だんだん大きくなっていく姿を見るのが楽しい。
 ウ 欲を言えばですが…年賀状は、家族写真bestest!

 で、私は家族写真を年賀状に印刷して送っているのですが…家族といいましても2人なんですがね。正直、嬉しくない方も多いかと…。高齢者夫婦の写真…嬉しいはずがないかな?それで、この度の年賀状は、2パターンとしました。
 1 例年並みに高齢者夫妻の写真を載せたモノ・・・受取手によっては、写真が載っていると、「おっ!アンティークマン、生きてるな」と、笑ってくださるかと。 2 お定まりの文句とあしらい程度の図柄のもの。あたり障りのないところで…実は、長生きしていますと。年々あたり障りが増えてくるのです。

 年賀状といえば、北杜夫さん。年賀状は出したいが、あれこれと言葉に迷い、なかなか筆が進まない…そこで名案が浮かんだぁ!架空の親族を亡くして、年賀状ではなく「喪中につき年賀欠礼」のはがきを送った。3~4年間はなんとかこれで済ませたのだそうですが、なんとも良心に呵責がある。そこでまた名案を思いついた。世に言う、「万能はがき」。
 はがきに、「賀正 暑中 寒中 お見舞い 祝 御誕生 合格 落第 御成婚 御別居 御離婚 いっそうの御健康をお祈り致します」と、印刷した。(なお、実物はこれとは若干異なるとは思いますが…ほぼ同じでしょう) …必要箇所に○(マル)をつけて署名すれば、投函OK。
 それにしても、「祝 落第、祝 御離婚」…こういうはがきを出せる…さすがドクトルマンボウさんです。

 年賀状は、心が素直に伝わればいいのです。子どもの写真OK、家族写真なおOK、半世紀前バージョン?もちろんOK!