昔の話をすると、「それがどうした?」と、言われそうなのですがね。
我が家の神棚には、「大黒様と恵比寿様」が笑顔で鎮座しておられます。これ、先祖代々伝わるモノ。と、いっても明治初期以降ですがね。
で、幼少のみぎり…大黒様が左の肩には大きな袋を担いでおられる。この袋の中身は何か?「お菓子が入っているのだろう!」と、想像しておりました。袋を開けて調べることかなわずに悶々と暮らしておりました。そうしているうちに、日本でもクリスマスを祝う習慣ができはじめました。クリスマスと言えばサンタクロース。サンタさんも、大きな袋を担いでおられる。中身は、お菓子やおもちゃ。想像は、確信に変わりました。大黒様の袋には、お菓子が入っている!偉い人は、袋を担いでいる。
成長して、大黒様の袋の中身が、「お菓子ではない」と、知って落胆しましたよ。 神職(榊原君)によると、袋の中身は「七宝」。焼き物かって?「七宝焼き」とは関係ありません。
七宝は、「寿命」「人望」「清麗」「大量(度量が広い)」「威光」「裕福」「愛嬌」…そんなモノを入れていたとは!だけど、これらって袋に入るものなのかねえ。それはさておき、七宝は、「人間にとって最も大切なもの」。これはよく分かります。
私の両親は、神職さん(榊原君は、神職をやめて薬問屋に…なんなんだ!)とは意見が違いまして、仏教の経典無量寿経でいうところの具体的な宝物が入っていると教えてくれました。「金」「銀」「瑠璃」「玻璃」「シャコ」「珊瑚」「瑪瑙」の七宝。道理で、かの国の漁船が珊瑚を盗みに来るはずです。「シャコが、袋に入るか!?」とおっしゃる方もおられるでしょうが、シャコは、車庫じゃないです。シャコガイの殻(白色系の珊瑚をシャコと呼ぶ場合もある)のこと。
「玻璃」は、水晶のこと。「瑠璃」は…よく分かりませんが…瑠璃色つまり青い水晶のようなモノです。「ラピスラズリ説」…正しいかも。
我が家にはないんですが、七福神の布袋さんも、大きな袋を背負っておられる。風体からして、「七宝」を入れているとは思えません。布袋さんを軽視しているわけではありませんよ。ファンですから。布袋寅泰のファンではありません。念のため。 布袋さんは、実在した僧で、旅の途中で受けた施しを袋の中に入れていたという。正しい袋の使い方です。
「堪忍袋」「堪忍袋の緒が切れた」という日本語がありますが、これ、布袋さんに由来します。布袋さんは、円満な性格で、人生の大事でも小事でも、愚痴や怒るべき事も袋の中にしまいこんでいたという。施しものばかりじゃなかったらしい。よって、人々は布袋さんの袋を堪忍袋と呼ぶようになった。また我慢の限界をも示すようになった。いい話じゃないですか!私は両親からこういう話を聞いて育ちました。神々しく老化していますので、そろそろ七福神の仲間入りをさせていただいて、八福神に…。そうなると「お多福さん」と、争わなければならないなあ。なぜかって、京都の清水寺では、七福神にお多福さんを加えて八福神としていますので。
我が家の神棚には、「大黒様と恵比寿様」が笑顔で鎮座しておられます。これ、先祖代々伝わるモノ。と、いっても明治初期以降ですがね。
で、幼少のみぎり…大黒様が左の肩には大きな袋を担いでおられる。この袋の中身は何か?「お菓子が入っているのだろう!」と、想像しておりました。袋を開けて調べることかなわずに悶々と暮らしておりました。そうしているうちに、日本でもクリスマスを祝う習慣ができはじめました。クリスマスと言えばサンタクロース。サンタさんも、大きな袋を担いでおられる。中身は、お菓子やおもちゃ。想像は、確信に変わりました。大黒様の袋には、お菓子が入っている!偉い人は、袋を担いでいる。
成長して、大黒様の袋の中身が、「お菓子ではない」と、知って落胆しましたよ。 神職(榊原君)によると、袋の中身は「七宝」。焼き物かって?「七宝焼き」とは関係ありません。
七宝は、「寿命」「人望」「清麗」「大量(度量が広い)」「威光」「裕福」「愛嬌」…そんなモノを入れていたとは!だけど、これらって袋に入るものなのかねえ。それはさておき、七宝は、「人間にとって最も大切なもの」。これはよく分かります。
私の両親は、神職さん(榊原君は、神職をやめて薬問屋に…なんなんだ!)とは意見が違いまして、仏教の経典無量寿経でいうところの具体的な宝物が入っていると教えてくれました。「金」「銀」「瑠璃」「玻璃」「シャコ」「珊瑚」「瑪瑙」の七宝。道理で、かの国の漁船が珊瑚を盗みに来るはずです。「シャコが、袋に入るか!?」とおっしゃる方もおられるでしょうが、シャコは、車庫じゃないです。シャコガイの殻(白色系の珊瑚をシャコと呼ぶ場合もある)のこと。
「玻璃」は、水晶のこと。「瑠璃」は…よく分かりませんが…瑠璃色つまり青い水晶のようなモノです。「ラピスラズリ説」…正しいかも。
我が家にはないんですが、七福神の布袋さんも、大きな袋を背負っておられる。風体からして、「七宝」を入れているとは思えません。布袋さんを軽視しているわけではありませんよ。ファンですから。布袋寅泰のファンではありません。念のため。 布袋さんは、実在した僧で、旅の途中で受けた施しを袋の中に入れていたという。正しい袋の使い方です。
「堪忍袋」「堪忍袋の緒が切れた」という日本語がありますが、これ、布袋さんに由来します。布袋さんは、円満な性格で、人生の大事でも小事でも、愚痴や怒るべき事も袋の中にしまいこんでいたという。施しものばかりじゃなかったらしい。よって、人々は布袋さんの袋を堪忍袋と呼ぶようになった。また我慢の限界をも示すようになった。いい話じゃないですか!私は両親からこういう話を聞いて育ちました。神々しく老化していますので、そろそろ七福神の仲間入りをさせていただいて、八福神に…。そうなると「お多福さん」と、争わなければならないなあ。なぜかって、京都の清水寺では、七福神にお多福さんを加えて八福神としていますので。