アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

出世詐欺?!

2014年12月12日 | Weblog
 出世魚の代表は、「ブリ」でしょうか。地方によって呼び名はずいぶん違いますが、私の住むところでは…「フクラギ → イナダ → ハマチ →ワラサ → ブリ」。

 あまり知られていませんが、マイワシも出世魚。「シラス→ カエリ→コバ→チュウバ→オオバシラス」
 ズズキは、「セイゴ → フッコ → スズキ → オオタロウ」。
 ボラは、「オボコ → スバシリ → イナ → ボラ → トド」。その昔から日本人に馴染みだったらしく、ボラの出世による呼び名は日本語へ派生しています。
 オボコは、幼いという意味で使われています。「おぼこ娘」など。イナセは、「粋で勇み肌」…若者の形容に使われています。なぜ、粋で勇み肌が「いなせ」か?江戸時代に魚河岸の若者の間で流行した髪型が、イナ(ボラ)の背に似ていたところからイナセ。
「とどのつまり」は、「最終的な結果」という意味。ボラの最終形が「トド」なので、最終的な結果が、「とどのつまり」となった。諸説ありますが、これが妥当かと。

 とどのつまりにしていただきたいのが、出世ドラッグ…「脱法ドラッグ→危険ドラッグ→(人体実験ドラッグ…これ私のネーミング)→殺人ドラッグ(←これで、とどのつまりにしていただきたい。これも、私のネーミング)」。

 「おれおれ詐欺→振り込め詐欺→特殊詐欺」…これも出世詐欺?「特殊詐欺」では、警戒心が薄れるんじゃないかと思いますがね。出世詐欺のとどのつまりは、「地獄詐欺」がいいと思いますがね。なけなしのお金を根こそぎ騙し取られる…地獄でしょう。