アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

課税されるスポーツ

2016年06月24日 | Weblog
 クイズです。「競技をするのに税金を取られるスポーツってなーんだ?」
 「卓球じゃないか」って?どーして?「なんとなくTAXっぽいから…」(←これ実際にあった会話。バカバカしいけどおもしろい)。福原愛ちゃんが、卓球の時に税金を払いますか!ゲームセットの時に、審判に渡しているって?あ、あれは、握手しているだけです。
 「トレーニングジムじゃないか」って?理由は?「贅肉を取る、つまり贅(税)を取るってことでぇ…」
 そういうダジャレみたいなものではなく、実際にある課税されるスポーツなんです。正解は、「ゴルフ」です。

「ゴルフ場利用税」廃止されたはずだって?はいはい、ボウリング場やパチンコ店などレジャー施設の利用者に課される娯楽施設利用税は廃止されました。しかし、BUT!ゴルフ場利用税だけは残っている。理由ですか?ボウリングやパチンコは、庶民の娯楽ですから課税はかわいそう。ゴルフは、「お金に余裕がある人の娯楽だろうから、税金を取ってもいいだろう」…まっ、これぐらいの理由でしょうかねえ。

 で、ゴルフが、1904年のセントルイス大会以来、112年ぶりにリオデジャネイロ五輪で復活する。五輪競技になるということは、「世界中で愛され、競技人口が多い」と、認められたということ。お金持ち限定のスポーツではないということか。もっとも、米国では、ゴルフ場はリタイアした人たちの憩いの場ですから…庶民のスポーツです。

 日本の場合、なんといってもプレーの料金が高いですよ。リタイアした人たちの憩いの場には間違ってもなりませんねえ。年金の1割を使ってコースへ出る人は少ない。
 ゴルフ場利用税は、7割がゴルフ場のある市町村に交付されるのです。これは、魅力的な財源ですよ。だから、全国知事会、市長会、町村会はこぞって廃止反対。総務省も廃止の動きを見せません。これは解ります。全国知事会、市町村長会を敵にしたくない。

 五輪競技に復活した「ゴルフ」。これを契機に、日本でも競技人口が増える方策がとられるといいと思いますが…ゴルフ場利用税の廃止は当面無理かな。私も当面コースへは出ません。脊柱管狭窄症ですから、家の中を歩くのも辛い。歩けるようになった頃、廃止になるとちょっぴりだけどありがたい。えっ?せこいぞ、自分のサイフのことばかり考えるな。ゴルフ場利用税が廃止になると、その分市町村の収入が減るのだから大変な問題なんだぞって?
 ゴ、ゴ、ゴルフ場利用税は、消費税との併課。つまり、二重課税です。ゴルフ場利用税を廃止して、消費税だけを残す。こうすると、二重課税だ、理不尽だ!といわれなくても済むし、何より、プレー料金が安くなればお客さんが多くなる。よって、
ゴルフ場利用税の収入が減る分など簡単に補填できます。