アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

虎穴に入るか?靴を濡らすか?

2024年09月10日 | Weblog
 アメリカ映画に、「ことわざ」が頻繁に出てきます。アメリカ人はことわざ好きだなあと思います。
 興味深いのは、日米のことわざが本質的に良く似ているということです。(人の暮らしの中から出てくるものだから、どこの国でも同じかな)

「豚に真珠」。アメリカ版は、「Do not throw pearls to swine(豚に真珠を投げ与えるな)」キリスト教の方は御存知…聖書に書いてあります。「価値のわからない者に高価なものを与えても無駄だ」日米というか、人類共通の意識。それにしても、豚と真珠が符合?興味深いです。

 日本では「犬猿の仲」といいますが、英語では、「They agree like cats and dogs.(犬と猫)」なぜ犬と猫か、アメリカンに質問したところ、いぶかしそうに、「日本では、犬を飼うように猿を飼うのか?」と逆に質問されてしまいました。

「逃した魚は大きい」これは、私のことを表していることわざですね。
 私は、30cmぐらいのホッケを逃がそうものなら、「50cmのヒラメだったと思うが、逃げられちゃってさ!」と、言いふらしますね。
 聞かされる人々は皆さん、「アンティークマンのことだから、せいぜい20cmの雑魚だったんだべ」と、思っているわけで…。それでいいのです。どなたかが、少しでも和んでいただければいい。

 英語では、「Every fish that escapes, appears greater than it is.」逃げた魚はどれも実物より大きく見える…そのまんまです。
 逃がしてしまって惜しいから、大きくしてしまうのではありません。楽しい話で、場を盛り上げようとする「献身」です。

 いかにもアメリカだなあと思えるのは、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」です。なんと「No pain, no gain. 」ズバリ「痛みが無ければ得るものなし」合理的(?)です。
「Dry shoes won't catch fish.(乾いた靴では魚は捕れない)」というのもあります。こちらのほうがいいかも。
 日本では「虎」で、アメリカでは「魚」…かぁ。暮らしの中から出てきた教訓としましては、「魚」が現実的ですかね。

「飼い犬に手を噛まれる」は、「The mad dog bites his master.(狂った犬は飼い主を噛む)」やはり、同盟国だけあって、ことわざに出てくる動物も似てるわ。

 私が膝を叩いて喜んだアメリカのことわざは…
「Two birds One stone.」確かに、チャーリーがそう言いました。字幕にもしっかりと、「一石二鳥」と書いてありました。これほど、酷似した日米のことわざもない。日本の一石二鳥は、英語の「Two birds One stone.」を直訳したものなのだそうで…。
「made in USA」だったとは…。てっきり日本古来のものだと思っていたのに。

 短時間ながらの英語の勉強。「カーマネーション(combination)」も聞き取れます。そんなの誰でも聞き取れるって?「サムペポ」が聞き取れなかった私にとっては、進歩でして…。「サムペポ」は、「some people」だった…のですけどね。
 英語は上達する、アメリカ映画はおもしろい。「Two birds One stone.」