…ワインを飲むと、その香りを糸口にして過去のさまざまな記憶が鮮明に蘇ってくる…
プルーストが「失われた時を求めて」で、「紅茶に浸したマドレーヌ」から、このような内容のことを書いているのですがね。プルーストはそんなことは言っていないって?
ハイハイ、冒頭の文は、私が勝手に「紅茶に浸したマドレーヌ」をワインに置き換えました。エヘッ。
私にだって、ワインを飲むたびに蘇ってくる風景や会話があります。
1 パリのレストラン、店の前に出したテーブルと椅子。客もまばらで、気分良く「ワイン」を注文。ところが、給仕(男)は、「Je ne sais pas ce que tu dis」と。「何を言っているか分からない」ということらしい。給仕は、「ワイン」ぐらい知っていたと思われますが、フランス語を使わない貧相な東洋人の若者(45年前の私なんですがね)に対し、「ここはパリだぜ、フランス語で言えよなぁ」で押し通すつもりらしかった。
ワインが、「du vin(ゥジュバン)」ぐらい知っていましたが、こっちも意地になって、「ワイン、ワイン、ワインだよ!あ、あれだよ!」と、他の客のテーブル上のワインと思われる物を指さした。給仕は、「しょうがないなあ」という表情。
で、供されたものは、ワインとは似ても似つかぬものでした。
2 ブリュッセルから列車でパリへ向かうとき、車内で飲もうと、ワインを買い込みました。列車は、何のアナウンスもなく静かに走り出しました。車内放送なるものが無い。
さて、ワインの栓を抜こうとして気づいた。オープナーを買うのを忘れたぁ…。
名案が浮かびました。食堂車へ持って行って給仕さんに抜いてもらおう!
ワインを持って食堂車へ。従業員に大歓迎を受けました。「自分たちへのおごり」と勘違いし、客がいない時間帯だったこともあり、栓を抜いてみんなで飲み始めた。「これは、いいワインだよ」と、口々に褒めてくれた…。「youも飲め」とすすめてくれたときには、瓶の底に少しのワインが残っているだけ。外国旅行で、ワインオープナーは、必携品だね。
3 日本のホテルのレストランで、初めてホストテイスティングをすることになったことがありました。今思えば、どってことなかったのですが、元来の見栄っ張り。気になったのは、ソムリエの目。「田舎者であることがバレたらどうしよう(はじめからバレているのにね)」「ワインについて、知ったかぶりをして本当は何も知らないことがバレたらはずかしい(見抜かれてるって!)」…そんな不安と緊張の中、グラスにワインが注がれました。
「ままよっ!」いかにも慣れているかのように、ホストテイスティング!落ち着いた口調で、
「問題ございません。おいしいです」
ここまで、見栄を張る必要があるのか?所詮は、「田舎者」ってことですね。
偉人たちが、ワインを称える言葉を残しています。
ビクトル・ユーゴー⇒神は水を作ったが、人はワインを作った。
ココ・シャネル⇒私は二つの時にしかシャンパンを飲まない。恋をしている時と、していない時。あらら、常に飲んでるってこと?シャネルさんおもしろいワ。
バーナード・ショー⇒グラスに半分ワインが残っているのを見て、「もう半分しか残っていない」と嘆くのが悲観主義者。「まだ半分も残っているじゃないか」と喜ぶのが楽観主義者である。
これらの言葉や諺は、みな含蓄にあふれていますがぁ、三流ですねぇ。なぜなら、「ワイン」を、「日本酒」「焼酎」「ビール」…に入れ替えが可能。ワインだけを称えていることにはなりません。ワインに係わる、素晴らしい言葉(諺)とは、次のようなものです。
★フランスの箴言:食事と一緒に水を飲むのは、アメリカ人と蛙だけである。
これ、笑えるでしょう!ワインという言葉を出さずにワインを称えている。
プルーストが「失われた時を求めて」で、「紅茶に浸したマドレーヌ」から、このような内容のことを書いているのですがね。プルーストはそんなことは言っていないって?
ハイハイ、冒頭の文は、私が勝手に「紅茶に浸したマドレーヌ」をワインに置き換えました。エヘッ。
私にだって、ワインを飲むたびに蘇ってくる風景や会話があります。
1 パリのレストラン、店の前に出したテーブルと椅子。客もまばらで、気分良く「ワイン」を注文。ところが、給仕(男)は、「Je ne sais pas ce que tu dis」と。「何を言っているか分からない」ということらしい。給仕は、「ワイン」ぐらい知っていたと思われますが、フランス語を使わない貧相な東洋人の若者(45年前の私なんですがね)に対し、「ここはパリだぜ、フランス語で言えよなぁ」で押し通すつもりらしかった。
ワインが、「du vin(ゥジュバン)」ぐらい知っていましたが、こっちも意地になって、「ワイン、ワイン、ワインだよ!あ、あれだよ!」と、他の客のテーブル上のワインと思われる物を指さした。給仕は、「しょうがないなあ」という表情。
で、供されたものは、ワインとは似ても似つかぬものでした。
2 ブリュッセルから列車でパリへ向かうとき、車内で飲もうと、ワインを買い込みました。列車は、何のアナウンスもなく静かに走り出しました。車内放送なるものが無い。
さて、ワインの栓を抜こうとして気づいた。オープナーを買うのを忘れたぁ…。
名案が浮かびました。食堂車へ持って行って給仕さんに抜いてもらおう!
ワインを持って食堂車へ。従業員に大歓迎を受けました。「自分たちへのおごり」と勘違いし、客がいない時間帯だったこともあり、栓を抜いてみんなで飲み始めた。「これは、いいワインだよ」と、口々に褒めてくれた…。「youも飲め」とすすめてくれたときには、瓶の底に少しのワインが残っているだけ。外国旅行で、ワインオープナーは、必携品だね。
3 日本のホテルのレストランで、初めてホストテイスティングをすることになったことがありました。今思えば、どってことなかったのですが、元来の見栄っ張り。気になったのは、ソムリエの目。「田舎者であることがバレたらどうしよう(はじめからバレているのにね)」「ワインについて、知ったかぶりをして本当は何も知らないことがバレたらはずかしい(見抜かれてるって!)」…そんな不安と緊張の中、グラスにワインが注がれました。
「ままよっ!」いかにも慣れているかのように、ホストテイスティング!落ち着いた口調で、
「問題ございません。おいしいです」
ここまで、見栄を張る必要があるのか?所詮は、「田舎者」ってことですね。
偉人たちが、ワインを称える言葉を残しています。
ビクトル・ユーゴー⇒神は水を作ったが、人はワインを作った。
ココ・シャネル⇒私は二つの時にしかシャンパンを飲まない。恋をしている時と、していない時。あらら、常に飲んでるってこと?シャネルさんおもしろいワ。
バーナード・ショー⇒グラスに半分ワインが残っているのを見て、「もう半分しか残っていない」と嘆くのが悲観主義者。「まだ半分も残っているじゃないか」と喜ぶのが楽観主義者である。
これらの言葉や諺は、みな含蓄にあふれていますがぁ、三流ですねぇ。なぜなら、「ワイン」を、「日本酒」「焼酎」「ビール」…に入れ替えが可能。ワインだけを称えていることにはなりません。ワインに係わる、素晴らしい言葉(諺)とは、次のようなものです。
★フランスの箴言:食事と一緒に水を飲むのは、アメリカ人と蛙だけである。
これ、笑えるでしょう!ワインという言葉を出さずにワインを称えている。
★ハマトン:長期にわたるワインの飲用は、脳の細胞に独特の栄養を与え、その活動を老齢に至るまで衰えさせない。
ハマトンさんは、19世紀の英国の作家。アンティークマンの脳が衰え知らずなのは、ワインのおかげらしい。なぬ?衰えてるから、もっと飲めって?あ、ありがとうございま~す。
なお、北海道にはハマトンベツ(浜頓別町 人口3,300人)があります。特産品は、ホタテと毛蟹。
ハマトンさんは、19世紀の英国の作家。アンティークマンの脳が衰え知らずなのは、ワインのおかげらしい。なぬ?衰えてるから、もっと飲めって?あ、ありがとうございま~す。
なお、北海道にはハマトンベツ(浜頓別町 人口3,300人)があります。特産品は、ホタテと毛蟹。
★フランクリン:ワインの中には知恵がある。ビールの中には自由がある。水の中にはバクテリアがいる。
ベンジャミン・フランクリンも、おもしろいワ。水を飲まずに、ワインかビールにしなさいってことらしい。
ベンジャミン・フランクリンも、おもしろいワ。水を飲まずに、ワインかビールにしなさいってことらしい。
★アメリカの格言:アルコールは人類の最大の敵だ。しかし、主イエス・キリストは全ての敵を愛せとおっしゃっている。
さすがアメリカ!ワインとせずに、「アルコール」としている。日本酒、焼酎、どぶろくのことも考えてくれているんだね。
さすがアメリカ!ワインとせずに、「アルコール」としている。日本酒、焼酎、どぶろくのことも考えてくれているんだね。
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