アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

65じゃなく100歳以上を高齢者と呼ぶ法律を!

2013年09月19日 | Weblog
 私に対し、「高齢者」と、いう奴がおりました。高齢者をバカにしている。年少者がそんなに偉いのか?(生まれたばかりの赤ちゃんを大統領にでも総理大臣にでもするが良いなんちゃって)

 で、言ってやりました。
 「65歳以上が高齢者って、誰が決めたんだ。国会で決めたのか?法律にあるのか?」虚を突かれた相手は、黙りこくってしまいました。
 家人にその話をしたら、「WHOの高齢者の定義が、65歳以上」なのだという。WHO(世界保健機構)め!よけいなことを決めやがって!

 デパートでジャケットを選んでいたら、店員が来た。高齢者の域に達していると思える店員。デパートガールも様変わりしたものです。試着しろと言う。渋々、試着すると…
 「良くお似合いですよ!スマートに見えます。ほら、この線がきれいに出ますから、スマートに見えます!」

 「スマートに見える」と、いうことは、ホントはバカだけど、この服を着ると利口そうに見えるということか?そう言うと私が喜び、ホイホイと約6万円のジャケットを買うとでも思っているのか?この老女店員は、誰にでも、「スマートに見える」と、言っていることでしょう。

 えっ?田舎のデパートの店員は、「スリム」のことを、「スマート」と言うって?政令指定都市のナンバーワンデパートが田舎のデパートですか?それはともかく、スリムという単語を知らずに、スマートと言ったとしても腹立たしい。
 つまり、「デブだけど、このジャケットを着るとスリムに見える」と、いうこと。デパートガールなら、嘘八百を並べても許されると思っているらしい。高齢デパートガールが嘘を言ってはダメでしょう!

 「お若くみえますよ」と、言う奴もいる。この言葉のウラには、「年寄りだなあ!若く見えると言えば喜ぶだろう」という思考がある。世の中の高齢者の皆さんは、「若く見える」と、言われたら、「えへへ」と喜んでいないで、「ザゲンナヨ!」と怒って下さい。

 このデパートガールは自分が高齢者と気づいていない。それで、客である私については、ルックスから高齢者と決めつけていた。そう考えると、「スマートに見える」の連呼が頷ける。高齢者ふぜいが!目くそ、鼻くそを笑う…。
 バカにされるのは慣れているので気にならない。気になるのは、「65歳以上=高齢者=もの笑いの対象」という風潮。
 日本の総人口の4人に1人が65歳以上。人口減少社会で、大勢の元気な高齢者の知恵と力を生かせないか…結論は、無報酬なら、「生かせる」が、お金が絡むと、「生かせるはずがない」ですね。

 結局ジャケットは買ったのかって?気が弱いので、勧められると断れない。だけどこの度は、知恵と力を振り絞って最後まで抵抗しました。つまり、買いませんでしたよ。高齢者店員に勝ったぁー!まあ、このレベルだから、バカにされる…自覚してまーす。

 日本政府!65歳は、まだあまちゃんだよ。100歳以上を高齢者と呼ぶ法律を作れよ!