アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

私の大罪は、「怠惰」だけ…

2024年10月23日 | Weblog
 そんなところへ何しに行ったの?と、何度か問われました。カンタベリーへ行ったときのことですがね。
 ロンドンの南、ガトウィック空港で車を借りました。
 ロンドン市内の運転は、道が細いのに加えて、網の目のようになっていますからなかなかきつい。緊張してしまうので、薄毛に拍車がかかります。

 ロンドンからカンタベリーまでは87km。高速道路などあるはずもなく3時間かかりました。
 何しに行ったか?もちろん、単なる野次馬です。カンタベリー物語の舞台は、どんな街なのか?
 カンタベリーは、中世が今に生きているといったたたずまい。実に落ち着いた町。どの建物も荘厳で奥ゆきが深い。  

 カンタベリー物語の著者は、チョーサー。長嶋さんでも、いかりやさんでもありません。←このボケ、今は通じませんよね。

 物語は・・・カンタベリー大聖堂への巡礼の途中、同宿した様々の身分・職業の人たちが、自分の知っている物語を順に語っていく。面白いのです。
 いちばん最後に牧師さんの話があり、そこに七つの大罪が出てきます。
 一般的な「七つの大罪」…
暴食・・・私は、むしろ小食。大罪の一つ目クリア。
色欲・・・私には、はじめからなかった。これもクリア。
強欲・・・私が欲を持っても、どうしようもない。クリア。
憤怒・・・これも、いつの間にか私から消えたね。クリア。
怠惰・・・で、出ました!怠惰の塊です!自慢してどーする!
嫉妬・・・これも、ないです。
傲慢・・・私が傲慢だとしても、被害を受ける人は皆無
 結局、私の大罪は、「怠惰」だけ!

 ダンテの叙事詩、「神曲」は、中世のキリスト教の世界観が最もよく表されています。七つの大罪については、「死者がこの罪を清める」などが書かれています。ダンテさんありがとう。私の怠惰、ご先祖様が清めて下さるようで。

「七つの美徳」がなかなかやっかい。「キリスト教神学」の考え方、「七元徳」、「七主徳」などなどあるそうな。それぞれが七つの主張をもっているわけでしょ。ダブリをカットしても美徳は20以上になりそう。キリスト教は奥が深いです。仏教も深いって?そうですね!神道も深い?はい、深そう。アッラーもかなり深いって?ハイハイ、みーんな深いよー。宗教法人世界平和統一家庭連合はどうなんだって?祖、そこは、深さの計測は不能ですかね。

 なぬ?アンティークマンブログの「七つの大罪」は…「誹謗中傷」「独断偏見」「悪口雑言」「針小棒大」「優柔不断」「責任皆無」「欺瞞満々」だって?
 …な、七つも挙げなくても…。十分反省しま~す。懲りることなくまた書きますがね。
 なお、「欺瞞満々」という四文字熟語ってぇ…あるの?これが欺瞞だなぁ!


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