アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

瞬く間の時間の共有…0.07秒なのだそうで…

2013年09月14日 | Weblog
 月に数回、居住する市内の学校へおじゃましてウロウロしているのですがね。不登校児童がいる小学校などでは、少しは役に立っているような…。
 
 訪問日数が増えた学校の児童とは、仲良くなりまして…。休み時間、お茶を飲みに職員室へ戻りたいのですが、不可能です。蜂蜜を塗った木にアリが群れるかのように…私の両手・両足・背中・胸部・腹部・股間・臀部に…子ども達が!さらに、ポケットというポケットに手が入れられハンカチ、ポケットティッシュ、メガネ拭き、(手品用の)コイン・ビー玉、乳酸カルシュウム(骨を強くするために摂取しています)などが抜き取られる。
 「やめてよ!」と叫ぶのですがぁ…止めません。いったい、なんなのか?
 先生方は、「凄い人気ですね!」と、半ば嘲笑ぎみ…。

 授業中に担任の先生ではなく私を呼ぶ女児が。「歯が痛い」という。これにはどうしようもないので、「ハナクソを丸めて痛いところにつけなさい」と、言います。ハナクソについては、歯痛のほか、頭痛、腹痛、打撲、擦り傷・切り傷の訴えについても、「つけなさい」と、指導します。
 折角教えてあげているのに、患部にハナクソをつけた子はこれまでにいない。
 歯が痛い子もハナクをを丸める気配がない。
 「あのね、申し訳ないんだけど、私には歯の痛みを治してあげる力がないんですよ。ごめんね。早退して、歯医者さんへ行く?」
 「・・・じゃあ、先生ずっとここにいて。ほかの人のところへ行っちゃダメダヨ」
 もの凄い信頼感!私がそばに居るだけで歯痛が和らぐらしい?

 このような現象は、私がかねてから主張している、「瞬く間の(時間の)共有」だと思っています。何度か書いた記憶がありますので、本ブロク開設からの6年目のフォロアーの方は、「解かってるって!」と、おっしゃられるかと。

 人間は近づくと、一瞬ですが相手を確認します。見知らぬ人がボディゾーンに入ると、防御の態勢に入ります。この一瞬で、「敵か味方か?さらに、信用できる人かできない人か?好きになれる人か、そうでない人か?」を、判断します。

 で、この一瞬、時間にして何秒なのか?「0.07秒」なのだそうです。根拠がある数字かって?動画サイトに「最短の動画」なるものがありまして、それが、「0.07秒の動画」。これほど確かな根拠も珍しい。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の固体燃料ロケット「イプシロン」の打ち上げが延期になったのですが、原因は…地上設備のコンピューターとロケットのコンピューターとの間に0.07秒のずれがあったからだという。ロケット発射に重大な影響を与えるずれの時間と、「人」が、「人」を認知する時間とが同じ!(これを見つけた私は凄い!…自分で自分をほめりなってがぁ)

 私が、「100分の7秒」の「時間の共有」で、子ども達に何をしているか?
 「休み時間には、私に群がれ」と、メッセージを送っているか?はたまた、「歯が痛いときには、そばに居てねと言え」と、送っているか?
 全く何も送っていません。と、いうか0.07秒では…。では、何が伝わっているか?
 伝わっているのは…使いたくない言葉ですが、本能でしょう。子どもは本能として瞬時に、「敵か味方か」を判断できる。まあ、こういったところでしょうか。

 学校訪問の日は、丈夫な服を着ていかなければ…。あと、ハナクソじゃなくて、「セイロガン」も、持っていこうかなあ?