アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

復興大臣で、復興が遅れる…?

2011年07月07日 | Weblog
 もう辞めたし、メディアが散々批判したのでどうでもいいことかも知れませんが、腹の虫が治まりません。
 松本龍前復興対策担当相です。暴言映像は、多くの国民が観たと思います。温厚な私ですら(自分で言うあたり、本当に温厚)、随分久しぶりに腹が立ちました。
 およそ30年ほど前までは、許認可権を持っている連中はあのような態度でした。ですから、懐かしくもありました。現在でも、許認可権を持っている連中に、あのような態度をとる者がおりますけどね。…政令指定都市の役人で、「看板の設置許可」を与える部署に勤務する、20歳代前半の知人がおります。彼は、「会社社長が、看板の設置について要望してくるけど、気に入らない奴は怒鳴りつけて追い返しますよ」と。これだもの、贈収賄がなくならないはずです。それにしても、ケツの蒼いガキに怒鳴りつけられて追い返される社長さんたちが可哀想。

 <松本前復興相の発言とアンティークマンのツッコミ…>
 「うちのチームは多分戦後始まって以来、こんなに各県、各市町村と寄り添ったチームはないくらい、素晴らしいチームだから」…チームのキャップテンが、「寄り添ってない」だろうがっ!

 「…孤立死をさせないためにみんなで昼飯食べましょうとか、ね。みんなで食べましょう仮設作ればいいじゃん」…復興大臣が、「みんなで食べましょう仮設作ればいいじゃん」。なんなんだこれ!みんなで昼食を食べれば、孤立死しないのか?あと、「じゃん」が良くない。九州の人間は「じゃん」は言わんじゃん!

 「…県で(漁業者の)コンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。だからちゃんとやれ」…恫喝と命令でしょこれ。大臣はそれほど偉いのか?

 「今、後から(宮城県村井知事が)入ってきたけど、お客さんが入ってくる時は、自分が入ってからお客さん呼べ。いいか。長幼の序がわかっている自衛隊ならそんなことやるぞ(村井知事は自衛官出身)。分かった? しっかりやれよ。最後の言葉はオフレコです、いいですか、(メディアの)みなさん。書いたらその社は終わりですからね」…復興大臣と、被災地の知事の会談ですよね?復興大臣って、お客さんなの?あと、メディアへの脅し…カダフィになったつもりカヨ!

 ホント腹が立つ奴ですが、私が激怒したのは、岩手県庁での達増拓也知事との会談へ向かう際のこと…。直立不動で出迎える達増知事。復興大臣はというと、な、な、なんとサッカーボールを手でドリブルしながらの登場。なんなんだ!そして、「受け止めろよ!」と怒鳴って、ボールを蹴った。ボールは弧を描いて、達増知事の胸へ。不意を突かれた達増知事は、もちろんハンブル…。恐縮する知事、意地悪なうすら笑いを浮かべる復興大臣…。この状況に腹を立てない日本人へは、お説教をしてあげたいです。

 あの日から血圧が下がらないのです。辞めてくれたので少しは溜飲が下がりましたが…興奮はまだ冷めません。
 それにしても、現状打破の切り札とも言うべき、復興大臣…。日本には人材がいないってことか?復興大臣の新設で、復興が遅れる…皮肉なことです。