アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

Are you Chinese, or Japanese?

2015年10月18日 | Weblog
 秋晴れの中を、紅葉狩りに…。忙しくてそれどころじゃないんじゃなかったのかって?か、家族サービスなんです。無言作戦を展開されるよりは、自分の仕事時間を削る方が遥かに楽なもので…。
 で、行く先々に…中国からの観光客なのか?韓国からなのか?台湾からなのか…区別が付かない観光客の一団が…。どこの国から来ているのかを知ってどうこうしようというものではありませんが…。台湾からなら、なんの心配もない。次に安心なのは韓国からの人たち。要注意なのが、○○からの人たち。私など、太っ腹(腹囲79cm)なのにもかかわらず…○○からの観光客には神経を使います。実害があったのかって?ホ、ホテルのビュッフェで、オタマに直接口をつけて味見されたぐらいで…伝染病がうつるぐらいの被害ですかねぇ。清潔とか衛生とかの観念が…ないっ!

 で、「アー ユー チャイニーズ オア コリアンズ?」と、質問します。チャイニーズだったら、「オラ、中国に何度も行ったどぉー」と、自慢します。コリアンズの場合は、「オラ。韓国に何度も行ったどぉー!」と、自慢します。自慢のためかって?そ、そ、そうなんですがね。

 その昔、米国で何度も何度も質問されたフレーズが…「アー ユー チャイニーズ オア ジャパニーズ?」。コレ、ホント腹が立ちました。ムキになって、「ジャパニーズ!」と答えておりましたね。日本人と中国人との区別がつかんのかっ!

 明治時代、渡米中の岡倉天心の逸話に…
 「Youたちは何ニーズ? チャイニーズ? ジャパニーズ? それともジャワニーズ?」
 "What sort of nese are you people? Are you Chinese, or Japanese, or Javanese?"
 こう問われた岡倉天心は…
 「我々は日本の紳士だ。あんらたこそ何キーか? ヤンキーか? ドンキーか? モンキーか?」
 "We are Japanese gentlemen. But what kind of key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?"

 流暢な英語で言い返したという。凄いですよ!この、機知に富んだ反応!
 岡倉天心って、点心でも天津でもなく、美術史家じゃなかったのかって?美術史家ですが、英語に堪能で稀代の勉強家だった!機知に富むってのは、最高の褒め言葉ですよね。

 次回、私に対して外国人が、「アー ユー  チャイニーズ オア ジャパニーズ?」と訊いてきたら…
 「アイム アン アースィアン(Earthian)」と、答えます。
 えっ?機知に富んでいないって?岡倉天心とはだいぶ違うって?そ、そうかなあ?