アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

昆虫食…日本人も今から慣れておかなければ

2013年09月06日 | Weblog
 わが家の庭に、ナナカマドの大木があるのですがね、ツクツクボウシが来てくれるのです。なぜ分かるかって?「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ…」と鳴くから分かるのです。ツクツクボウシはまだ味見していないので、鳴き声が聞こえたら捕虫網を持って行くのですが…とうとう捕らえることができませんでした。

 セミは、ナッツの味がして美味しいという話をすると、10人中9人までは、「マサカ!」という表情をします。そうゆう人たちにはわざとにメキシコでの体験を話します。アリ、ウジムシ、蚊の卵をトルティーヤに挟んで食べる…。凄く嫌がられます。しかし、「嫌だ」では済まないのです。食糧難の時代には、「嫌だ」ということは生命が維持できないことに繋がります。そのため敢えて昆虫食というかゲテモノ食の話をする。まあ、人助けですね。博愛衆に及ぼす。

 アリストテレス(ギリシャの哲学者)は、2400年前にセミの食味について書き残しています。セミは、羽化直前の「殻が壊れる前が一番おいしい」のだと。「セミが食用になるはずない!」と、硬直している人にはこの話も説得力がないですがね。
 さらに、ファーブル(昆虫学者)は、アリストテレスに倣い、自分でセミを料理しました。もっとも、セミの場合、料理といっても焼くか揚げるかしかないですがね。煮てしまうと、セミなのかイナゴなのか分からなくなってしまいます。

 国連が食糧不足を解消するため、昆虫食を推奨しています。現在、人類の7人に1人、およそ10億人が飢餓状態とされています。日本では年間およそ2千万トンもの食品が廃棄されているといいますから…地球上に飽食と飢餓が同居…均すことができると良いのですがね。
 2050年に人口は90億人に膨らむという予測。日本人もまじめに昆虫を食べる訓練をしなければなりませんよ。
 日本では、イナゴと蜂の子ぐらいしか食べないようですが、世界では、20億人が1900種の昆虫を食べているのだそう。昆虫は、タンパク質、脂肪、ミネラルが高い。クモなど見た目は嫌悪感…だけど美味なのだと…。
 私はクモは試しませんけどね。なぜかって?クモは昆虫じゃないから。本心は、見た目が…。私の場合、「脳」で食べるものですから。