徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

合成の誤謬とは?

2014-12-17 05:12:00 | その他

私は全然知らなかったが、

「合成の誤謬」という言葉があるそうだ。

ウィキペディアによれば、

合成の誤謬(ごうせいのごびゅう、fallacy of composition)とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語。

だそうだ。

これだけではよくわからないかもしれないので、

ある方が書いていた例を挙げると、

例えば、

企業は経費削減のために人件費を抑える。

収入が減れば、勤労者は防衛のために支出を抑える。

日本の場合、GDPの6割を占める個人消費が落ち込む。

それが需要減退を招く。だから企業の売上減少を招く。

いわゆる「負のスパイラル」となってしまうということ。

少子化問題にも当てはまる。

所得が増えないから子供を産まない(産めない)。

少子化で内需が増えない。

景気が上向かないから給料が上がらない。

だから子供が産めない。

と繰り返されるパターン。

例えば買い物に行けば、

電車代やガソリン代がかかるし、

のどが渇いたり、お腹が減れば飲食店に入るだろうし、

隣の店に入れば、気に入ったものをついでに買うかも知れない。

でも、ネットショッピングだったら、

欲しいものを1クリックで買い物終了。

間接消費が省かれ、消費は膨らまない。

 

一つの行動だけでは影響が少ないし、問題にもならない行動が、

集まることで思わぬ方向に動いてしまう。

少し考えさせられた。

 

コメント
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