エスパルスを含めて、リーグの色々なチームの移籍情報が少しずつ明らかになって来ました。エスパルスの鈴木義宜選手に対しサンガがオファーを出していると言う情報も出ています。サッカー界で移籍は珍しい話ではなく、エスパルスにも他チームの主力が来ることもあり、当然エスパルスの主力が出ていくこともある訳で、鈴木選手がキャプテンと言う事で、反発しているサポーターの気持ちが正直分かりません。他チームの主力を取ることはOKで、獲られるのはダメって心が狭くないですか?あるいは移籍金がゼロもダメっていう方が多いですが、これも仕方ないのでは?お互い様と思うのですが。
富士山女子駅伝と言われているこの大会ですが、
正式には全日本大学女子選抜駅伝競走と言うんですね。
大会のHPはこちらです。
2023全日本大学女子選抜駅伝競走
大会の最大の注目は(私の個人的感想です)、
エントリーされている不破聖衣来選手が本当に走るのか?
そして、何処まで体調が回復しているかですね。
2番目の注目は名城大学が6連覇できるか?
名城大学を破る大学が現れるのか?です。
名城大学と他チームは、
過去ほどの絶対的な実力差がなく大会に臨みますが、
そうは言っても、名城大の層の厚さはピカイチであり、
一人一人の実力は平均して高く、総合力で抜き出ています。
一番の凄さは、連覇中に一人も足を引っ張る選手がなく、
全ての記録を調べてはいませんが、
多くの区間で区間1位の走りを見せ、他の選手も悪くても一桁順位。
「5連覇を達成するのはむべなるかな」と言う実力を見せてきました。
ただ、今年は、ライバルチームに実力のある選手がいて、
どこかの区間で一つ調子が悪い選手が出ると、
僅差の争いになる可能性があります。
視る側としてはそれを期待しています。
個人的に、陸上に限らず、全てのスポーツで、
一つのチームが連覇すると言うシチュエーションが好きでない私です。
対抗馬とみなされる大学はあちこちの予想で、
大東文化大、立命館大、城西大、日本体育大、大阪学院大が挙げられています。
まあ、名城大学以外なら、何処が優勝しても良いです。
さて、個人的に一番の注目は、先程挙げた、
不破聖衣来選手の走りです。
絶好調であれば、異次元の走りができる選手ですが、
何しろ、この大会でもし走るとしても、約1年2ヶ月ぶりとなります。
どこまで回復、復調しているか我々には全く判りません。
簡単に過去を振り返ると、
2021年に華やかにデビューを飾った不破聖衣来選手は、
U-20日本選手権5000Mで15分26秒で優勝。
日本インカレ5000Mで15分50秒で優勝。
全日本大学女子駅伝5区で28分00秒の区間新で優勝。
(従来の区間記録は29分14秒、1分14秒短縮)
関西実業団ディスタンストライアル10000Mで、
30分45秒21で優勝。
(当時の日本歴代2位の記録でした。現在でも3位です。
日本記録は30分20秒44)
富士山女子駅伝で5区で32分23秒の区間新で優勝。
(従来の区間記録は34分18秒、1分55秒短縮)
こうして2021年度は素晴らしい記録を連発。
2022年は怪我が判明し、レースを選んでリハビリ的に出場。
日本インカレ10000Mで32分55秒31で優勝。
(自己ベストより2分10秒遅い記録ですね)
全日本大学女子駅伝5区で29分39秒の区間新で優勝。
(前年より1分39秒遅い記録ですね)
そして、この後、全く試合には出ていません。
当たり前ですが、過度の期待はしませんが、
上記の過去の状況を踏まえると、
2021年の富士山女子駅伝の記録から2分以内の記録であれば、
まあ、復調と言えるのではないでしょうか?
不破選手がそもそも走るかどうか不明ですし、
走るとしても何区を走るかも判りませんが、
比較の問題として5区で考えると、
昨年の5区のトップの記録が34分5秒、2位が34分23秒。
不破選手が2021年より2分遅く走った場合、
34分23秒、区間2位の記録となります。
後はどこまで早く走れるか?と言う事ですね。
一応不破選手のあれこれを載せておきます。
自己ベスト |
1500m |
4分24秒50(2018年8月2日) |
3000m |
9分07秒48(2021年7月10日) |
5000m |
15分20秒68(2021年7月17日) |
10000m |
30分45秒21(2021年12月11日)(日本歴代3位) |
◇21年駅伝成績
全日本大学女子駅伝 5区区間新28分00秒
東日本女子駅伝 9区区間1位31分29秒
富士山女子駅伝 5区区間新32分33秒
12月30日10時スタートとなる富士山女子駅伝。
楽しみですが、まあ、無理はしないで欲しいですね。