2025年5月26日に施工される戸籍法の改正により、氏名にフリガナを登録することが義務化されます。今まではフリガナの登録がないので、良く言われる幸子さんが、「ゆきこ」さんなのか「さちこ」さんなのか?愛美さんも「あみ」「あいみ」「えみ」「まなみ」他にもあるかもしれませんが、これが戸籍で読み方が指定される訳です。ただ、何でもかんでも登録出来るはずもなく、今分かっているところでは、漢字と反対の意味の登録、「高」をひくしと読ませる、読み違いか判断不能、「太郎」をじろうと読ませる、意味や読み方から連想出来ない、「太郎」をマイケルと読ませる、等は登録出来ないようです。?海をマリン、光宙をピカチュウと読ませるキラキラネームは今後の課題かもしれません。
先日、ブログ記事にアップしましたが、
ビリー・ジーン・キング・カップ2024ファイナルは、
16チームがトーナメント形式で戦う国別対抗戦です。
日本は初戦でルーマニアと対戦し、見事2-1で勝利。
女子テニスの国別対抗戦ビリージーンキングカップファイナル大会が始まりました
第2戦は準々決勝となり、第2シードのイタリアと対戦しました。
イタリアには世界ランク4位のジャスミン・パオリーニ選手が出場。
パオリーニ選手は多分28歳、
163cmと日本人選手とあまり変わらない身長ですが、
今年の全仏オープンとウィンブルドンで準優勝。
世界ランク4位の実績を持つ難敵です。
さて、初戦は、柴原瑛菜選手が世界ランク54位の、
エリザベッタ・コッチャレット選手と対戦しました。
前のブログにも書きましたが、
柴原選手はダブルスを主戦場にして活躍してきた選手で、
ダブルスでは、
全豪オープン準優勝、全仏オープンベスト8、全英オープンベスト4、
全米オープン3回戦がキャリアハイの成績です。
ダブルスでの世界ランクは最高4位。
この世界ランクだけ見ると、パオリーニ選手と遜色ない?
しかし、テニスに於いて、
シングルスとダブルスは違うスポーツと思えるほど、
要求されるプレーの質は異なります。
柴原選手はシングルスに今年から挑戦しており、
今年の全米オープンに初めて出場出来、2回戦まで進出しました。
現在の世界ランクは135位でした。
さて、前置きはこれくらいにして、
この大事な初戦を3-6、6-4、6-4で見事に勝利しました。
柴原瑛菜が世界54位コッチャレットに逆転勝利、日本が前年の準優勝国イタリアに先勝 [ビリージーンキングカップ日本対イタリア] | テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp
女子テニスの国別対抗戦「ビリージーンキングカップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」(スペイン・アンダルシア州マラガ/11月13~20日/室内ハードコート)の準々決勝「...
どんなスポーツでもそうかもしれませんが、
世界ランクは出場した大会で獲得したポイントの累計で決まるので、
ランクが上位だから必ず勝つ訳ではありません。
4大大会でも、シード選手が、
予選から勝ち上がった無名選手に負けつことも、
そこまでレアなお話ではありません。
さらに、
普通の大会に出場する選手は、
負けてもその結果は自分に跳ね返るだけですが、
団体戦では自分の負けがチームの負けに繋がり、
しかも国を代表している中ではその責任の重さは、
相当のプレッシャーになるので、
だからこそ、ドラマも生まれる訳です。
今回、大坂選手が出場出来なくなったチームに活力を与え、
ピンチを救ったのは明らかに柴原選手でした。
試合内容は、第1セットは明らかに劣勢でしたが、
徐々に流れが傾き、ショットの威力、精度が上がるにつれ、
相手のミスが増え始め、相手を追い込み、勝利をつかみました。
第2戦は今度は日比野菜緒選手ではなく、
内島萌夏選手(世界ランク56位)が出場し、
ジャスミン・パオリーニ選手(世界ランク4位)と対戦。
結果は、3-6、4-6で敗れました。
やはり相手は強かった。
大坂選手毛出ていても勝ったかどうかわからない相手。
さて、勝敗の行方はまたしてもダブルスに掛かる事となりました。
日本は青山修子選手(ダブルス世界ランク47位)/
穂積絵莉選手ペア(ダブルス世界ランク45位)の登場です。
ここまで代表戦に17試合出場しているこのペア。
戦績は15勝2敗でした。
ただ、相手は、サラ・エラーニ選手(ダブルス世界ランク8位)/
ジャスミン・パオリーニ選手(ダブルス世界ランク10位)ペアでした。
因みにこの二人は、
先日行われたパリオリンピックのダブルスの優勝ペアでした。
結果は見ごたえのある良い試合でしたが、
3-6、4-6で敗れこの試合も、チームとしても敗戦となりました。
パオリーニ選手はそこまでダブルスが上手い選手ではありませんでしたが、
やはりシングルスの実力そのままのストローク力は、
日本選手、特に穂積選手を圧倒し、
(これは穂積選手を責めているのではありません)
流石前回大会準優勝国の実力でした。
青山修子/穂積絵莉はパリ五輪金メダルペアにストレート負け、前年の準優勝国イタリアがベスト4進出一番乗り [ビリージーンキングカップ日本対イタリア] | テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp
イタリアは、この大会4度優勝しています。
(2006年、2009年、2010年、2013年)
でも、負け惜しみですが、青山・柴原ペアで対戦したら、
ひょっとしたら勝ったかも?
という妄想をすることで、心の平静を保っています。
勝ちたかったなあ!
ガンバレ日本です!