今から全豪オープン準決勝の記事を書きますが、対戦ペアのガウフ選手(18才)175センチ、ペグラ選手(28才)170センチ、柴原選手(24才)173センチに対し青山選手(35才)154センチとひと際小さいです。画面上で視ると、大人の試合に子供が一人混じっている?身長だけ見るとそんな感じでした。でも、ボレー力・ポーチ力は4人の中で一番でした。「山椒は小粒でもピリリと辛い。」まさにそんな選手です。
昨日、全豪オープンテニス女子ダブルス準決勝が行われました。
柴原瑛菜選手・青山修子選手ペアは、
第2シードのガウフ選手・ペグラ選手ペアと対戦し、
6-2、7-6(9-7)のストレートで勝利しました。
第1セットいきなり4-0とリード。
何をやっても上手くいったスタートでした。
このスタートダッシュが効いての6-2。
最高のスタートでしたが、第2セットは流れが変わり、
逆に0-3でリードされる苦しい展開でスタート。
然しここから3-3に追いつき、
その後はサービスキープが続き、タイブレークへ。
タイブレークは3-0とリードするも、
3-4と逆転され、その後、4-6とセットポイントを握られ、
絶体絶命の中追いつき、6-6のデュースへ。
しかし再び6-7とリードされたところから3ポイント連取。
見事9-7で優勝となりました。
青山選手は、現在ダブルス世界ランク25位、
自己最高ランキング、シングルス182位、ダブルス5位。
柴原選手は、現在ダブルス世界ランク23位、
自己最高ランキング、シングルス416位、ダブルス4位。
一方、
ペグラ選手は、現在ダブルス世界ランク6位、
自己最高ランキング、シングルス3位、ダブルス8位。
ガウフ選手は、現在世界ランク4位、
自己最高ランキング、シングルス4位、ダブルス1位。
格上に対し本当によく頑張りました。
試合の印象を簡単に語るとすれば、
シングルスのトップ選手としてストローク力で相手をねじ伏せる、
ペグラ選手・ガウフ選手ペアに対し、
シングルスの実力は劣っても、コート上で連携が見事な、
真のダブルスプレーをを展開する青山選手・柴原選手でした。
ペグラ選手・ガウフ選手共に強いショットを見せるのですが、
これをカウンター的に降り幅は狭くても、
きっちり相手コートに返して、
もっと言えば、相手の前衛アタックもしっかり跳ね返し、
相手のストロークに果敢に飛び出してポーチを決める。
イメージはダブルス対シングルスの対戦と言う感じでした。
そして、全仏オープンのミックスダブルスで、
柴原選手が優勝した時にも感じましたが、
男子の強いストロークでも、
しっかりボレーで対応できる女子のボレー力は、
この試合の青山選手も柴原選手もいかんなく発揮し、
ペグラ選手やガウフ選手の強い前衛アタックに見事に対応し、
また、ファーストサーブの確率も低かったにもかかわらず、
セカンドサービスからの相手の攻撃を見事に跳ね返すディフェンス力。
ボレーの精度、ミスの少なさ、
(相手にボレーされても落ち着いて拾い、切り返し、ミスをしない点)
そして相手の取れない場所に決められる技術。
そして、サインで決めたプレーとは言え、
ポーチに出たのに、相手に逆を突かれた時の後衛のカバー力は、
まさにダブルスプレーヤーの神髄でした。
こうしたコンビネーションは、昨年、一時的ブランクがあったにせよ、
2019年よりペアを組んできた賜物でしょう。
さて、この勝利で、青山選手も柴原選手もグランドスラム、
初めてのファイナルです。
ただ、柴原選手が昨年、
全仏オープンミックスダブルスにて優勝を経験済み。
この経験があるからこそ、明日の決勝が期待されます。
相手は、
シングルス世界ランク46位、ダブルス世界ランク1位シニアコバ。
シングルス世界ランク23位、ダブルス世界ランク2位のクレイチコバ。
世界最強のペアが対戦相手。
日本のペアがどこまで通用するか楽しみです。
ガンバレ日本!ガンバレ青山選手・柴原選手ペア!
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さて、今年の目標である年間読書150冊。
13冊目です(今年27日目)
「居酒屋お夏 八 兄弟飯」岡本さとる
勝手に評価10点満点6点
親の愛に背を向けて、散り散りとなった三兄弟。時に疎ましくも思った母が死に、十数年ぶりに三人で集った彼らを待っていたのは、お夏のお説教だった。しかも、母の死の裏には怪しげな奴らの影が見え隠れするという。許せねえ、暴れたる! けしかけたお夏も暗躍し、彼らを支えるが……。三兄弟は母の仇を討てるのか? 心に晴れ間が広がる第八弾。