今日の午前中は曇りで、まだ雨は降っていませんが、午後から降水確率70%、夜は100%です。バスに乗って運転席側の後部座席に座ると、女性用と思われる傘の忘れ物があり、降りる際運転手さんに届けておきました。皆様、常用している傘はどんな傘ですか?ビニール傘?お気に入りの値段の高い傘?折り畳み傘?先程の忘れ物はオシャレな傘で名前のシールまで貼ってありました。持ち主に戻ると良いのですが。
先日、ネットサーフィンをしていて、下記の様な記事を見つけました。
以前から何度か、
このブログでも勝利至上主義の弊害について書いてきました。
小学生の場合、早熟な子供と遅咲きの子供のレベル差は、
高校以降のレベル差とは違い、
それこそ大人と子供の違いにも匹敵する差です。
そこで、そういう早熟で、
体格がでかくてフィジカルが強い子がいれば、
その子を中心にチームを組み立てることは、
ある意味しょうがない事ではありますが、
選手の成長や、身につけさせたいテクニックは御座なりになり、
勝利だけが目的になってしまう。
それが今見直されつつあるわけです。
バレーボールの河合俊一さん(日本バレーボール協会の会長)が、
仲間と集まるために待ち合わせする時、
例えば、渋谷のハチ公前とかいう定番の待ち合わせ場所にするのではなく、
背の高い河合選手が目印になるので、
待ち合わせ場所は、渋谷駅前河合選手としたというエピソード。
常に、たった一人の中心選手だけに光が当たると言う暗示です。
話が少し脱線しましたが、サッカーのドカ蹴りや、
バレー・バスケなら一人にボールを集める。
エースとその他大勢と言うチーム構成。
走力やらフィジカルだけで圧倒して、
一人一人のテクニックやチームワーク、
戦術の理解度などは無視?
だからそういう選手は伸びないんですよね。
今は亡き野村克也さんは、
「人間的成長なくして技術的進歩なし」そうおっしゃっていました。
要するに、「いい仕事」をするためには技術向上だけではいけない。技術だけを磨こうという取り組み方だけでは、上達や進歩、成長は大して望めません。
と言う事の様です。
このブログでも、指導者が謙虚でなければ、
選手が謙虚になるはずがないと書いたこともあります。
勝利至上主義に陥っている指導者が、謙虚さを教えるはずもなく、
中学生の部活で本当は一番大切なのは、人間的成長なのですが、
私も含めて、それを教えることの難しさはをいつも感じています。
先程の野村さんも言っていました。
謙虚とは何か?
「相手より常に一段低いところに自分の身を置くことである」
人間が最低限、持っていなければならない3つの要素とは何か?
「節度を持て」
「他人の痛みを知れ」
「問題意識を持て」
ちょっと感じたことでした。
107冊目です(今年110日目)。
「十五の花板 小料理のどか屋 人情帖27」 倉阪鬼一郎
勝手に評価10点満点中7点
武士を捨て料理人となった磯貝徳右衛門は、神田横山町の旅籠付き小料理のどか屋の主。時吉と名を替え、おちよとの間にできた息子千吉は十五歳になった。祖父長吉の許で修業をしていた千吉に、縁あって“花板”の仕事が舞いこんだ。品川宿で田楽と蒲焼きの店を地攻めにあって潰された紅葉屋が、上野黒門町で再興できたのだ。跡取りが十歳のため、つなぎの花板の役が来たのだ。
108冊目です(今年110日目)。
「風の二代目 小料理のどか屋 人情帖28」 倉阪鬼一郎
勝手に評価10点満点中8点
のどか屋の常連、幕府黒四組のかしら安東満三郎が千吉らの前で言った──。おれも女房に声をかけるとき、迷った末に前へがっと進んだ。おれから声をかけたんだ。習いごとの帰りによくすれ違ってたから。あん時に吹いた風をまだ憶えてる。風が背中を押してくれたような気がした。ここを逃して、そのままべつべつの向きへ歩いて行ったら、もう縁はねえと思った──。
久し振りにキュンキュンしてしまいました。
60才過ぎの爺の私ですが、
昔を少し思い出してしまいました。