徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

Uー20女子サッカーワールドカップ準々決勝 対スペイン戦

2024-09-17 13:20:03 | サッカー(日本代表)

唐突ですが、お笑い芸人のサンドウィッチマンさんの十八番のボケに、「魔が差すとペガサスは似てる」と言うフレーズがありますが、先日、ふと、「不親切とプリンセスは似ている」と言うフレーズが、私の頭の中に降臨してきました。まあ、本当にどうでも良いお話ですが。

 

今、コロンビアで行われているU-20サッカー女子ワールドカップ。

予選リーグを3勝0敗の1位で通過した日本は、

ラウンド16でナイジェリアを2-1で破り、

準々決勝で優勝候補(前回大会優勝国)のスペインと対戦しました。

結果から書けば、0-0のまま延長戦となり、

延長前半にセットプレーから得点し、1-0で勝利しました。

 

もっとも危なかった後半22分の相手のシュートも、

ゴールポストに助けられ、失点を免れました。

それ以外はそれほどのピンチはありませんでした。

もちろんよほどのチーム力の差がない限り、

ピンチがゼロと言う事はあり得ず、

まあ、危ないシュートも何本か打たれましたが、

いずれも枠内には行かなかったので助かりました。

 

まず最初に、言い訳と言うか、説明しておきたいことは、

この大会に選ばれている選手はベストメンバーではないこと。

前のブログでも書きましたが、

この世代の主要メンバーの、

谷川萌々子選手、古賀塔子選手、藤野あおば選手、浜野まいか選手。

この4人が招集できなかった中で、この大会に臨んでいるヤングなでしこ。

ただ、それをみんなで補うチームワークと豊富な運動量。

そして、パスの早さや正確性と、

それをしっかりコントロール出来るトラップの技術。

特に縦パスの見事さは、

エスパルスが見習ってほしいほど。

もちろんDF力の差があるので単純な比較は出来ないのでしょうが、

この楔のパス、縦パスは日本の魅力、そして武器となっています。

 

さて、FIFAから発表されたスタッツです。

支配率はカウントの仕方が違いますが、

コントロールされた時間帯が日本が38%、スペインが49%、

それ以外が13%となっていますが、

試合を見ていると日本とスペインの数値が逆のように感じました。

もちろん私が日本を応援しているからでしょう。

きっと。

 シュート21本(スペイン13本)

 枠内シュート10本(スペイン1本)

 パス621本成功率83%(スペイン742本79%)

コーナーキック6本(スペイン5本)

 

別のサイトのスタッツでは、

支配率45%、

 シュート20本(スペイン12本)

 枠内シュート9本(スペイン1本)

パス595本成功率83.7%(スペイン684本81.6%)

フリーキック10本(スペイン11本)

コーナーキック6本(スペイン5本)

となっていました。

 

その他の感想では、

まず、スペインの枠内シュートが1本で日本は10本でしたが、

これは、ペナルティエリアの周辺に侵入する回数や、

その選手への縦パスの数・質の差で、

これほどの違いが生まれました。

ただ、日本もシュート精度や威力に問題があり、

ストライカーがいない弱点が明白でした。

この辺は、谷川選手や藤野選手、浜野選手が居れば、

全然違った気がします。

 

そしてもう一つ特筆すべきが大山愛笑選手の存在でした。

基本的なポジションはボランチ。

それも、後ろ目の守備的ボランチと言って良い場所が主戦場でした。

マンチェスターシティの長谷川唯選手の位置、

エスパルスの宇野禅斗選手の位置と言えば良いでしょうか?

それが、日本がボールを後ろで回す時には、

ほぼセンターバックの二人の間まで下がり、

時にはセンターバック二人より後ろまで下がっていました。

そこから攻撃を組み立て、

初めはスペインも前からプレッシャーを掛けてきましたが、

日本の組み立てが見事過ぎて、

プレッシャーが単発になって行き、

時には引いて守備を固めるスペインを初めてみました。

そんな中、大山選手は後ろでパスを回していたはずなのに、

いつの間にか前に出ては楔のパスを出す、完全に司令塔でした。

谷川選手がいればその役割は谷川選手でしょうが、

大山選手のそれも見事でした。

そこで不用意なパスミスが少なく、

相手のカウンター攻撃もそこまで危ない場面になりませんでした。

最後に、延長後半のラストに近い場面で、

スペインのリクエストによるVARチェックが入り、

柏村菜那選手にハンドもファウルチャージもないと判定されたシーンが、

一番ドキドキしたかな?

日本の素晴らしさが際立った試合となりました。

 

ベスト4には、日本以外の国は、オランダ、アメリカ、北朝鮮が進みました。

北朝鮮の運動量は殆ど化け物状態。

無尽蔵の運動量は、Uー20では無双状態です。

日本もそれに近いものがありましたが、

延長の後半は足がつる人が続出。

それが当たり前なのですが、北朝鮮にはそんな気配もありませんでした。

ドーピング?としか思えないほど、その運動量は凄いです。

そこだけは?尊敬しています。

そう言えば、北朝鮮のシュート力も凄いですね。

滅多に吹かさない地を這うシュート力も尊敬しています。

どんな練習をしているのか見てみたいですね。

秘密でしょうが。

 

ベスト4進出の日本は、次戦でオランダと対戦します。

コロンビアにPK戦で勝ったオランダですが、

このGKが素晴らしく、私はファンになりました。

試合中のセービングや飛び出しのタイミング。

本当に日本に帰化して欲しいくらいですが、

PK戦でもオランダが3人とも成功したのに対し、

コロンビアは2人がこのGKに止められ、

一人はプレッシャーで上に外しました。

 

好きなGKから得点を奪わなければいけない次戦。

楽しみです。

次戦は日本時間で19日の午前10時からです。

中二日は変わらず。

どこまで回復できるのか?

あるいはターンオーバーをどう使うのか?

まあーオランダもコロンビアとPK戦までもつれたので、

条件は一緒かも知れませんが。

ガンバレ日本!です。

 

最後にもう一つ、ベスト4に進出したアメリカのお話です。

61分にPKでドイツが先制。

後半アディショナルタイム8分の中、

1分ちょっと過ぎにドイツが追加点。

アメリカは万事休すと思われた後、

7分にアメリカが1点を獲得。

そして、ラストプレーかも?と言う8分30秒過ぎ、

同点に追いつく離れ業。

そしてPK戦はアメリカが3人とも決めたのに対し、

ドイツは二人目が左に外し、

3人目はバーに当てて跳ね返り、

4人目はGKが止め、3-1でアメリカの勝利となりました。

アメリカは北朝鮮に勝てるでしょうか?

楽しみです。


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